エクスカーション

バルセロナの街に疲れたら、カタルーニャの聖地モンセラットへGo!

montserrat

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Aさん
Aさん
「バルセロナ滞在中に、どこか日帰りで行けるおすすめの街やここは絶対行くべきスポットってあるかしら?」

モニカ
モニカ
「バルセロナから日帰りで行けるおすすめ観光スポットの一番人気といえば、ダントツでMontserrat(モンセラット)ね。カタルーニャの聖地とも呼ばれているところよ。」

ということで、今回はバルセロナから日帰りで行けるおすすめの人気観光スポット、Montserrat(モンセラット)を紹介しますね。

(※)2021年1月現在、スペイン国内ならびにカタルーニャ州バルセロナ市内では、新型コロナウイルスに対する制限措置が日和見的に取られているため、各建造物の開館時間や入場形態が記事内に記載しているものと異なる可能性があります。訪問される際は、各建造物のホームページなどで最新の開館時間を確認されることをおすすめします。

モンセラットとは?

montserrat
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

カタルーニャの聖地と呼ばれるMontserrat(モンセラット)。バルセロナから約時間ほどで気軽に行くことのできる、見どころ満載の人気観光スポット。

カタルーニャ語で「のこぎりの山」という意味のモンセラットは、古代、もともと湖だったところが地殻変動により上昇。

その後、山が削られ、現在のようなユニークな形になったの。

この不思議な風景には、多くのカタルーニャ出身の芸術家が影響を受け、その中でも一番よく知られているのが天才建築家ガウディ。

ところで、のこぎり山と言われるモンセラットを見て、何か思い浮かばない?

そう、サグラダファミリアの尖塔!

ガウディがモンセラットを訪れたときに受けた印象が、その後の設計に大きな影響を与えていることに疑いの余地はなし。

また、スペイン内戦後、悪名高きフランコの独裁政権時代、家庭の中以外でカタルーニャ語を話すことは禁止されていたのよ。

禁止されていたカタルーニャ語を、ミサのときに断固として使い続けていた唯一の教会であったことから、地元カタルーニャの人々の精神的よりどころともなっているわ。

見どころ①(必見!)

まず、モンセラットに来たら、絶対見逃してほしくないのが、今から紹介するのスポット。

【大聖堂】

cathedral
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

モンセラットで一番の観光スポットが、ベネディクト会サンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂って、舌を噛みそうな長ったらしい名前の教会。

江戸時代の初め、九州のキリシタン大名からローマへ派遣された少年使節団がここを立ち寄っているわ。

スペイン独立戦争(1808〜1814)のときに、大聖堂は一度破壊され、今あるのは新しく建て直されたもの。

大聖堂の前にあるパティオ(中庭)の中心の円は、パワースポットとして、観光客にはよく知られているわね。

【黒いマリア像】

la moreneta
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

多くの病に苦しむ人達、また生まれて間もない赤ちゃんの健康を祈る家族が、ご利益にあやかろうと黒いマリア像を訪れに来るの。

地元カタルーニャの人からは、ラ・モレネータ(黒い女の子)の愛称で親しまれているわ。

黒いマリア像はガラスの中におさめられ、息子イエスをひざに抱え、右手に世界(全宇宙)を意味する球を持って聖堂に祀られているの。

手に持った球の部分だけは外から触れることができ、球に触れて願い事をすれば叶うと言われているので、いつも長い行列ができているわね。

※現在は、Covid-19のため黒いマリア像に触れることができなくなっています。

黒いマリア像は、途中お昼休みを挟んで、午前と午後の二回見ることができます。

夏の観光シーズンは、一時間以上待ちの日が連日続くこともあるので、おすすめは午前中の早い時間帯か、少年合唱団の合唱が終わった頃あたりが比較的まだ空いているわ。

黒マリア像との面会時間は、7:00~10:30/12:00~18:15/19:30~20:00(7/1~9/15)

【少年合唱団】(エスコラニア)

escolania
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

ヨーロッパ最古少年合唱団といわれる、モンセラット・エスコラニア

声変わりする前の10歳から14歳までの50人余りの少年たちが、平日13:0018:45二回、聖歌を美しい声で合唱するのを聴くとなんだか心が洗われるわね。

聖歌隊の合唱が始まる30分前にはほとんど席がなくなり、立ち見になることもあるので、早めに席を確保したほうが無難。

18:45からのミサを聞こうすると、帰りの登山電車、ロープウエイ共に山を降りる最終に間に合わなくなるので、夏場のシーズン以外はモンセラットに宿泊する以外は難しいわ。

見どころ②(時間があれば…)

もし時間的に余裕のある人や、体力に自身のある人には、こちらのスポットもおすすめ。

【十字架の建つサン・ミゲル展望台】

sant miguel
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

大聖堂から歩いて片道20分ほどのところ建つサン・ミゲルの十字架

ポストカードやポスターなんかで見るモンセラットの代表的な風景は、ここから撮影したものが多いわね。

歩くのが苦手でなければ、ぜひ行ってみる価値のあるビューポイント。

ただし、足元があまり良くないところも少し歩くので、間違ってもハイヒールで行こうなんて考えないこと。

【サン・ジュアン祈禱庵】

sant joan
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

標高725mの大聖堂からケーブルカーで5分ほど登ったところにあるのが標高972mの場所に建つサン・ジュアン祈祷庵

お天気がよい日には、地中海が輝いて見え、遠くにフランスとの国境ピレネー山脈まで望めるの。

また、空気の澄んだ冬の晴れた日には、はるか山の向こうに雪化粧をしたピレネー山脈が望めるわ。

ここからの眺めは、まるで映画「天空の城ラピュタ」の世界を思わせるわね。

【サン・ジェロニ祈祷庵】

sant jeroni
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

もっと時間と体力のある人や、トレッキングが好きな人には、サン・ジュアン祈禱庵からサン・ジェロニ祈祷庵までさらに一時間ほどのトレッキングを楽しめるわ。

ただし、こちらへ行くには、トレッキング用のシューズ、日焼け止めクリーム、十分な水分補給は必須なので、忘れないようにね。

おみやげ

mato y meil
(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)

なんといってもおすすめは、地元モンセラットの名産品、山羊の乳から作ったフレッシュチーズと地元で採れたハチミツ

Mató(マト)と呼ばれるデザートチーズで、脂肪分が少なくてクセもなく日本人にも好評。

容器(カップ)に入ったチーズの上にハチミツを掛けて、下の方から混ぜながら食べるのが、食べる時のポイント。

そうすることで、ハチミツの甘味が全体にいきわたり、最後まで甘味を感じながら食べられるのよ。

…まとめ

ユニークな形をした地元カタルーニャの人から「のこぎり山」と呼ばれるカタルーニャの聖地モンセラット

バルセロナから日帰りで行ける観光スポットとしては、なんと言ってもここが一番人気。

バルセロナ観光の街の人多さに少し疲れたら、大自然に癒されに一日ここへ来てみてはどうかしら?

ついでに、大聖堂のパワースポットに立って瞑想でもすれば、不思議な力がよみがえって来るかも知れないわよ…😉

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

モンセラット
モンセラット!日帰り観光おすすめモデルコースこんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。 ということで、今回はバルセロナから日帰りで行ける人気観光スポット...