バル・レストラン

バルセロネータの看板のない伝説の老舗バル「Cova Fumada(コバ・フマーダ)」

cova fumada

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「バルセロネータ地区に今も残る昔ながらの看板のない小さなバルがあるらしいんだけど…知ってる?」

モニカ
モニカ
「ええ、知ってるわよ、確かに看板はないわ。海の近くバルセロネータにある、バルセロナ最高のバル10軒の一つに選ばれたこともあるCova Fumada(コバ・フマーダ)ね。」

ということで、今回はバルセロナビーチエリア、バルセロネータ地区にある看板のない伝説の老舗バルCova Fumada(コバ・フマーダ)を紹介しますね。

(※)2021年1月現在、スペイン国内ならびにカタルーニャ州バルセロナ市内では、新型コロナウイルスに対する制限措置が日和見的に取られているため、お店の営業時間や営業形態が記事内に記載しているものと異なる可能性があります。訪問される際は、お店のホームページなどで最新の営業時間を確認されることをおすすめします。

プロフィール

cova fumada

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バルセロネータ地区にある、1944年から75年以上も続く昔ながらのとある小さなバルCova Fumada(コバ・フマーダ)。

元々は港で働く人達が住んでいた地区にあるので、お店がある辺りは下町の雰囲気が強いわね。

そんな地区にあった昔ながらの下町感が今も残る、家族経営の味わいある立ち飲みバル。

このお店には開店当時から看板がないんだけど、お店の周りにはいつも人集りができているので、すぐに見つかるから大丈夫。

大きな木製ドアの入り口からは想像もつかないかも知れないけれど、このバルはバルセロナの最高のバル10軒に選ばれたことのある伝説の老舗バルなのよ。

雰囲気

interior

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ランチの開店すぐに入ったのでまだほとんど誰もいなかったけれど、すぐにお客さんがぞろぞろやって来たわ。

ここは元々倉庫だったのかって思わせるほどシンプルな作りで、オシャレや綺麗なんて言葉はこのお店には無縁の場所。

小学校の教室ぐらいのスペースにテーブル席が8席ほどと、あとは大理石の立ち飲みカウンター席があるだけ。

店員さんはみんなお喋りしながら賑やかに働いていて、いつも和やかで、お客さんも老若男女問わず、いろんな人がやって来るの。

当然、バルセロネータのビーチからも近いし、伝説の老舗バルだけあって、地元の常連客だけでなく外国人観光客の姿も見かけるわ。

お店に飾られているバルセロナの街の昔の写真がいい雰囲気を出していて、古いFCバルセロナの写真からは、根っからのバルサファンだということがうかがえるわね。

1944年創業で3世代にわたって経営されていて、大きな木製のドアや大理石のカウンターは75年以上の歴史を物語っているわ。

想像つくかもしれないけど、このお店は予約できないので、開店時間に合わせて行くのがおすすめす。

満席の場合、他のお客さんとテーブルが相席になることもあるかもしれないけど、それもこの伝説のバルならではの醍醐味ね。

メニューチェック

menu

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昔から変わらないのは、お店の雰囲気だけでなく、メニューも同じ。

昔から使われ続けている、黒板のメニューはレトロ感たっぷり。

料理だけでなく黒板のメニューを写真に収めるお客さんも結構いるのよ。

毎朝、お店の前の市場から仕入れた新鮮な魚介を使ったタパスやアーティチョークなどが自慢のメニュー。

メニューは黒板に手書きで書かれているので、観光客にとってはわかりずらいかも知れないけど、店員さんに聞けば親切に教えてくれるので心配しないで。

実食レポート

bomba

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お店に来てほとんどのお客さんが必ずといっていいほど注文するのが、看板メニューのBOMBA(ボンバ)。

“爆弾”という意味の子供の握りこぶしほどの大きさのコロッケは、お店のオーナーの祖母マリアおばあさんが考え出したメニュー。

代々受け継がれている秘伝の人気メニューってとこね。

ボンバには辛いソースをかけるのが定番なんだけど、ここのソースは結構辛めなので、辛いのが苦手な人は、前もって店員さんに言っておいたほうがいいわよ。

まあ、辛いもの好きな人にとってはビールのピッチもすすむし、ちょうどいいかも。

arcarchofas

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日本でも瓶詰めなら見かけるけど、生を調理したものとなると、なかなか見かけることのないのアーティチョーク

おすすめのアーティチョークは、中がしっとり柔らかく、素材を活かしたやさしい味に仕上がっているので、いくつでも食べられわ。

スペインでは11月から4月頃までが旬で美味しいので、その頃バルセロナに来る人は、ぜひ試してみてね。

sardin

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その他にも新鮮なSardina(イワシ)やCalamar(イカ)のグリルしただけのものも、シンプルだけど最高の味よ。

bill on the counter

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カウンター席で食べると、お会計は直接カウンターに鉛筆で頼んだメニューと金額を書くという昔ながらの方法で教えてくれるわ。

おまけ

デザートはパスして、その代わり、常連さんらしき人が隣りの席で飲んでいた濃いエスプレッソにラム酒とスライスレモンの入ったカラヒージョを注文。

これが大当た

お店情報

店名    : La Cova Fumada
住所    : Carrer del Baluard, 56, 08003 Barcelona
最寄り駅  : 地下鉄L4線(黄色)Barceloneta駅より徒歩7分
営業時間  : 月火水9:00〜15:00、木金9:00〜15:00&18:00〜20:00、土9:00〜13:00
定休日   : 日曜日
Webサイト : LA COVA FUMADA
Googleマップ

…まとめ

バルセロネータがまだ何もない漁村っだった頃からあった昔ながらの小さなバルCova Fumada (コバ・フマーダ)。

高級レストランのような手の混んだものはないけれど、新鮮な素材を使った料理はシンプルだけどとっても美味しいわ。

もちろん、お店の雰囲気やそこで働く店員さん、そしてお客さんまでもがローカル感を出していて、楽しい経験のできる場所。

バルセロネータで昔ながらの下町感満載のバルを楽しみたい人には、看板のない伝説の老舗バルにぜひ足を運んでみてね😉

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

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