スペイン語

【初心者向け独学スペイン語シリーズ⑦】これで完璧!ありがとう・どういたしまして

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「スペイン語で“ありがとう”って、グラシアスよね。でも“どういたしまして”って、なんて言えばいいのかしら?」
モニカ
モニカ
「スペイン語で、“ありがとう”という表現だけでなく、“どういたしまして”と言う表現もいろいろあるのよ。」

ということで、初心者向けスペイン語シリーズ⑦、感謝の表現ありがとうとどういたしましての言いかたを紹介しますね。

スペイン語でありがとう

スペイン語でありがとうは「グラシアス」。

誰もが一度は耳にしたことがあるかもしれないことばね。

実際スペイン語を使って生活していると、毎日のように使われる「ありがとう」という意味のグラシアス。

そのグラシアスに微妙な変化をつけた表現で感謝の気持ちを述べることもたくさんあるの。

まずはグラシアスを使ったありがとうのよく使われる5つの表現を紹介しますね。

Gracias. 「グラシアス」

Gracias

王道のなかの王道の表現「ありがとう」。

好意・上品さ・面白さ・恵みといった意味を表すgracia「グラシア」の複数形。

とにかくこれさえ知っていれば、まず困ることのない感謝をあらわすことばね。

Muchas gracias. 「ムーチャス・グラシアス」

muchas gracias

「ありがとう」がさらに強まった「どうもありがとう」という意味の表現。

「たくさんの」という意味のmuchasがつくことでたくさんの感謝という意味になって、単なるGraciasよりもさらに感謝の気持が強まるの。

スペイン南部のアンダルシア地方なんかだと、Muchas graciasの両方の最後のsの発音が消えて、「ムーシャ・グラシア」と聞こえたりもするわね。

Muchísimas gracias.「ムチシマス・グラシアス」

muchisimas gracias

「どうもありがとう」がさらに高まった「本当にどうもありがとう」という意味の表現。

Muchísimasはmuchasの最上級の形で、muchasよりもさらに上のという意味が加わっているの。

決して大げさな表現ではなくて、日常生活でよく使われる表現よ。

Mil gracias. 「ミル・グラシアス」
Un millón de gracias.「ウン・ミリオン・デ・グラシアス」

1000 gracias

直訳すると「1,000のありがとう」、「1,000,000のありがとう」とGraciasの1,000倍、Graciasの1,000,000倍という意味。

日本語にすれば「どうもありがとう」、「本当にどうもありがとう」がしっくりするかな。

面白いのは1,000のありがとうの次は、10,000でも100,000でもなく、いっきに1,000,000まで飛ぶってこと。

ただし、これらはどちらもくだけた言いかたになるので、ビジネスやフォーマルなシーンではあまり使われることはないわ。

Gracias por todo. 「グラシアス・ポル・トド」

gracias por todo

いろいろとありがとう」という意味の決まった言い回しの文句。

文法的にはGraciasのあとのpor〜に続けて感謝の理由やことがらをつけ加えて言うことができるの。

todoはすべてのという意味で、いろいろやってくれたすべてのことに対してありがとうという意味になるの。

とてもよく使われる表現なので、このまま覚えてしまうのがベストね。

また、このporをaにかえて、todoのあとにsを付け加えてGracia a todosグラシアス・ア・トドス」とすると、みなさんありがとうという意味になるの。

スペイン語でどういたしまして

次に、スペイン語で「ありがとう」といわれたとき、とっさにどうやって返せばいいか。

日本語の「どういたしまして」に当たる表現がスペイン語にはとてもたくさんあるの。

ここでは日常生活でよく耳にする「どういたしまして」の9つの表現を紹介しますね。

De nada. 「デ・ナダ」

de nada

どういたしまして」という意味のいちばん一般的で基本的な表現。

カジュアルなシーンだけでなくフォーマルなシーンでも、誰に対しても使えるとても便利な言い方。

とにかくこれさえ知っていれば、まず困ることのない言葉ね。

No es nada. 「ノ・エス・ナダ」

no es nada

何てことないですよ」というニュアンスの意味で使われる「どういたしまして」。

nadaというのは何もない・いいえという意味。

自分がしたことに対して何もないですよという謙虚な「どういたしまして」ね。

Nada nada.「ナダ・ナダ」

nada de nada

いえ、いえ」という感じのくだけた表現の「どういたしまして」。

Nada de nadaというときは、手を払いのけるようなジェスチャーとともに使われることが多いわね。

Gracias a ti. 「グラシアス・ア・ティ」
Gracias a usted「グラシアス・ア・ ウステ」

gracias a ti

直訳すると「あなたにありがとう」という意味で、日本語にするなら「こちらこそ」に当たる表現。

もっと短く、Graciasといわれたら、A tiア・ティとだけ返してもぜんぜん大丈夫。

フォーマルなシーンなら、A ti「ア・ティ」の部分をA usted「ア・ウステ」と変えてGracias a ustedや、短くA ustedと応用できるわ。

No hay de qué. 「ノ・アイ・デ・ケ」

no hay de que

正確に言うとNo hay de qué dar las gracias.「ノ・アイ・デ・ケ・ダル・ラス・グラシアス」の省略形。

直訳すると「ありがとうを言う必要はありません」の意味を表す「どういたしまして」の表現。

とてもフォーマルな表現なので、友だちどうしのあいだで使うには少しかたい表現ね。

No se (lo) merecen. 「ノ・セ・(ロ)・メレセン」

no se merece

感謝には値しませんよ」という意味を込めた謙遜の「どういたしまして」という表現。

No se lo merecen.「ノ・セ・・メレセン」という人もいるわね。

No te preocupes. 「ノ・テ・プレオクぺス」

no te preocupes

直訳すると「心配しないで」、「気にしないで」という意味の「どういたしまして」の言いかた。

これはとてもカジュアルな表現なので、フォーマルなシーンでは使われることはないわね。

Es un placer. (un placer)「エス・ウン・プラセール」

es un placer

直訳すると「それは私の喜びです」という意味からくる「どういたしまして」の表現。

短くして、Un placerウン・プラセール」だけでも「どういたしまして」の意味で使われることもあるわ。

Para eso estamos.「パラ・エソ・エスタモス」

un placer

直訳すると「そのために私たちがいます」という意味。

これはホテルやレストランのスタッフがお客さんに対して使う表現。

お客さんが言った「ありがとう」に対して、スタッフが「そのサービスを提供するために私たちがいるんですよ」という感じの意味を込めた「どういたしまして」の言いかたね。

スペイン語のスピーキング練習

DMM

せっかく覚えたスペイン語の感謝の表現も使わないと忘れてしまいますよね。

そんなときおすすめなのがDMM英会話のスペイン語レッスン。

DMM英会話っていうけど、英語だけじゃなく128カ国6,500人以上の講師が在籍。

スペイン語圏出身の講師を選べばスペイン語の会話のレッスンが可能。

しかもいろいろな国のスペイン語に触れられるので、国ごとの異なるアクセントになれることもできるの。

メリット
① 24時間365日、いつでも好きなときにレッスンを受けられる。
② レッスンを受けたい時間の15分前まで予約可能、30分前ならキャンセル可能。
③ 毎日レッスンができるので、学習時間が圧倒的に多くなる。
④ レッスン料がダントツに安い。(25分あたり210円とコーヒー1杯以下の値段!)
⑤ 無料で25分の体験レッスンを2回(合計50分)試すことができる。
⑥ 必要なら、当然英会話の練習もできる。

デメリット
① 英語のレッスンを目的に集められた講師なので、スペイン語を話せても、専門的な部分に対応できない可能性もある。
② スペイン語教材を取り扱っていないので、会話練習がレッスンのメインになることもある。

こんな人におすすめ

スペイン語の文法や読み書きの練習など、自分自身で独学でもできる部分は本やブログ、YouTubeなどで勉強。

会話の部分は、DMM英会話を使ってスピーキング力を鍛えていく。

\今なら25分の体験レッスンが2回無料!/

DMMの無料体験はこちら

…まとめ

スペイン語で、ありがとうと感謝を述べるときの表現。

① Gracias. 「グラシアス」
② Muchas gracias. 「ムーチャス・グラシアス」
③ Muchísimas gracias.「ムチシマス・グラシアス」
④ Mil gracias. 「ミル・グラシアス」Un millón de gracias.「ウン・ミリオン・デ・グラシアス」
⑤ Gracias por todo. 「グラシアス・ポル・トド」

そして、ありがとうに対して返すときの、どういたしましての表現。

① De nada. 「デ・ナダ」
② No es nada. 「ノ・エス・ナダ」
③ Nada nada.「ナダ・ナダ」
④ Gracias a ti. (A ti). 「グラシアス・ア・ティ」
⑤ No hay de qué. 「ノ・アイ・デ・ケ」
⑥ No se merecen. 「ノ・セ・メレセン」
⑦ No te preocupes. 「ノ・テ・プレオクベス」
⑧ Es un placer. (un placer)「エス・ウン・プラセール」
⑨ Para eso estamos.「パラ・エソ・エスタモス」

スペイン語のよく使われる5つの「ありがとう」と9つの「どういたしまして」を紹介させていただきました。

どれも全部覚えようとすると大変なので、こういう言い方もあるんだと知っているだけでも、実際に聞いたときに、スペイン語への理解が深まるわよ。

今は難しい文法のことは考えずに、繰り返し口にして覚えちゃってくださいね。

次回は、すみませんの表現を紹介しますね

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

【初心者向け独学スペイン語シリーズ⑧】これで完璧!すみませんの表現【5選】こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。 ということで、初心者向け独学スペイン語シリーズ⑧、いろいろなすみ...