おみやげ

ローカルイチオシ!バルセロナの老舗ドライフルーツ店「Casa Gispert(カサ・ジスペルト)」

casa gispert

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Aさん
「バルセロナに地元イチオシのドライフルーツ店があるって聞いたんだけど、それってどこにあるの?」

モニカ
Casa Gispert(カサ・ジスペルト)のことね。1851年創業の老舗ナッツ・ドライフルーツ専門店のことよ。」

ということで、今回はバルセロナの老舗ナッツ・ドライフルーツ店Casa Gispert(カサ・ジスペルト)を紹介しますね。

(※)2021年1月現在、スペイン国内ならびにカタルーニャ州バルセロナ市内では、新型コロナウイルスに対する制限措置が日和見的に取られているため、お店の営業時間や営業形態が記事内に記載しているものと異なる可能性があります。訪問される際は、お店のホームページなどで最新の営業時間を確認されることをおすすめします。

プロフィール


(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します!)

1851年の創業当時から、170年近くに渡って地元バルセロナ市民に愛され続けている老舗のナッツ・ドライフルーツ専門店Casa Gispert(カサ・ジスペルト)。

創業当時、バルセロナの海はサンタ・マリア・デル・マール教会近くまであり、中南米から運ばれて来るコーヒーやナッツ類の輸入販売を始めたのがこの店の始まり。

ピカソ美術館から歩いて2分のところ、旧市街・ボルン地区にあるサンタ・マリア・デル・マール教会の横の路地にあるので、すぐ見つかるわ。

入り口の前に埋めてあるプレートにも「1851」の文字が記載されていて、さすが170年の歴史を感じさせる老舗店。

ちなみに、このプレートはバルセロナの老舗といわれる古くからあるお店の前にしか埋められていないので、街ブラのときに探してみるのも面白いわね。

雰囲気

一歩中に入って最初に感じるのは、お店いっぱいに広がるローストされたナッツの香ばしい匂いやドライフルーツ甘い香り。

それから目に入るのが、創業の頃からの雰囲気を今も残す、レトロ感いっぱいの木製の床、棚、壁。

さらに奥へ進むと、量り売りされるドライフルーツやナッツ類の入れ物も木でできていて、どこか暖かい独特の雰囲気があるわ。

バルセロナにはナッツ類を売る店は他にもあるけど、創業当時からの自家製ロースト窯を使い続けているのはここだけ。

香ばしいナッツは、火力の強いの薪木と芳香を付けるためのオリーブの薪木を混ぜて使い、じっくり時間を掛けて作られているの。

1999年にはフランスの食品コンクールで優勝し、ヨーロッパで最高のナッツに選ばれたこともあるのよ。

店員さんはみんなとても親切で、オススメのナッツや好みのナッツを相談すれば、ていねいにアドバイスをしてくれるわよ。

品質の高いスペイン産ピスタチオやヘーゼルナッツなどは、日本ではなかなかお目にかかれないので、ぜひ味わってみて欲しいわね。

商品紹介


(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します!)

一番人気は、なんといってもお店の奥で毎日ローストされるアーモンドヘーゼルナッツ

運が良ければ、煎りたて熱々の香ばしいアーモンドやヘーゼルナッツに出会えるわよ。

量り売りといっても、自分で取る量り売りではなく、お店の人が入れてくれるシステム。

店員さんは英語も話せるから安心だし、言葉ができなくても、欲しいものを指差しで言えば、小さくて丈夫な紙袋に入れてくれるわ。

地元の人は量り売りで買っていく人が多いけど、おみやげ用に便利な小分けに包装されたものもあるので旅行者には嬉しいわね。

ナッツが好きな人は、キャラメリゼした甘いナッツもあるので、こちらもおすすめ。


(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します!)

ナッツの次によく売れているのは、店内にずらりと並ぶいろんな種類のドライフルーツ。

特にマラガ産種入り干しぶどうやドライイチジクは甘味があって、噛むほどに上質なイチジクの味が口の中いっぱいに広がっていくのがわかるわ。

どちらもお店の売れ筋商品で、私もお気に入りの一つ。

冬限定で販売される甘くてジューシーなドライいちじくをビターチョコレートでコーティングした商品は大人気で、売り切れの日も出るほど。

その他にも、スペイン各地から厳選して取り寄せたオリーブオイルから、缶詰類、パエリヤ用のお米、サフラン、唐辛子、シナモンなどのスパイスまで取り扱っているの。

さらには、スペインの伝統的なお菓子やチョコレートも取り扱っているので、こちらぜひ試してほしいわ。


(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します!)

特におすすめは、カルキニョーリスというカタルーニャ地方の伝統菓子で、少し硬めのビスケット。

イタリアのトスカーナ地方の郷土焼き菓子ビスコッティ(カントッチョ)に似ているわね。

味はピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツにチョコレートがかかったタイプの3種類があり、その中でもイチオシなのがピスタチオ味。

日本人のお客さんにも超人気の商品よ。

ちなみに、量り売りのナッツやドライフルーツは味見させてくれるので、いろいろ試して、これっ!ていうものをぜひ見つけてねくださいね。

お店情報


店名   : Casa Gispert
住所   : Carrer dels Sombrerers 23
最寄り駅 : 地下鉄L4(黄色)Jaume I 駅より徒歩4分
営業時間 : 月曜日〜土曜日、10:00〜14:00、16:00〜20:00
定休日  : 日曜日
サイト       : Casa Gispert
Googleマップ

…まとめ

創業から170年経った今も、昔と同じ自家製ロースト窯を使って、じっくりとアーモンドやヘーゼルナッツを煎り続けるCasa Gispert(カサ・ジスペルト)。

どうりで、ヨーロッパで最高のナッツに選ばれたのも、地元バルセロナの常連さんにこよなく愛されているのも、よく分かるわ。

親切な店員さんといろいろ相談しながら、お気に入りのおみやげがきっと見つかるはず。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

(追記)
以前このお店には、マークさんという日本語を上手に話す親切な店員さんがいたんだけど、残念ながら、既に辞められたとのこと。

クリスマスでなくても一年中トゥロンの買える老舗「Vicens(ヴィセンツ)」こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。 ということで、今回はスペインのクリスマス菓子「トゥロン」の専門店...
モバイルバージョンを終了