こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、初心者向けスペイン語シリーズ㉔、スペイン流あいさつのキスやハグのマナーとルールを紹介しますね。
スペイン人のあいさつの仕方
スペイン人は初対面の場合でもあいさつの仕方が独特。
言葉だけでは終わらず、キスやハグをされると、慣れていない日本人は少し戸惑ってしまうわね。
このハグやキスの仕方にもいくつかルールがあるので、それを知っておくだけでも、心構えができるわ。
今回は、もう怖くない、スペイン流キスとハグの作法を5つの視点から解説していきますね。
ハグやキスってどうやるの?
キスといっても実際にキスするのではなく、唇は相手の肌に触れてはいないの。
空キスのようなイメージね。
スペイン流キスの場合、ハグをしながら、まずお互いの右ほほをすり合わせて、そのあとに左ほほをすり合わせるの。
お互いのほっぺた同士を触れ合わせる感じで、唇で相手のほほにキスをする必要はないわ。
でもスペイン人はまるでキスしているかのように口まねで、キスのようなチュッという音を出す人が多いわね。
相手がチュッと音を出している場合は、自分もチュッと音を出して同調してみるといいわよ。
ほっぺにキスをするときは、目をつむらずしっかり開けておいて、あまり硬くならず自然な感じでするのがスマート。
また、顔を大きく反らせすぎないことも大事ね。
なれるまでは、相手の動きに合わせるようにすれば、自然な感じでできるわ。
もちろん、とても仲の良い人同士の間柄なら、ほっぺに唇を付けてキスする場合もあるわね。
でも、これは少し難易度が高いので、初めからできなくても大丈夫。
久しぶりに友だちに会う場合は、まず強くハグをして、ほっぺにキスをして、またハグをして、最後にもう一度キスというパターンをよく見かけるわね。
あと、家族同士なら、それぞれのほっぺに三度ずつと多めにチュッと音を出してキスのあいさつをするパターンも見かけるわ。
もちろん、あいさつといっても、夫婦間の間ではほっぺにキスではなく、お互いの唇にキスをするのは当然のことね。
キスやハグをする相手って誰?
スペインでは驚くことに初対面の相手であってもキスやハグをするの。
ただ、キスやハグをする相手よって、仕方が少し異なるのよ。
まず、男性と女性の場合、お互いのほほにキス。
次に、女性同士の場合、こちらもお互いのほほにキス。
最後に、男性同士の場合、初対面のときは握手だけという場合が多いわ。
男性同士であっても、すでに知り合いの場合は、握手ではなく、ハグをするわね。
ただし、すごく仲の良い男性同士の場合は、ハグをしたあとにほほにキスをするというパターンも見かけるわ。
キスやハグのあいさつをしないケース
仲はいいんだけど毎日会う人
例えば、学校のクラスメート、職場の同僚、こういう場合は毎回会うたびにキスやハグはしないことのほうが多いわ。
一気に大勢の人に会った場合
この場合、一人ずつにキスやハグをするのは時間もかかるし大変なので、HOLA!(オラ!)と言って済ませることも多いわね。
逆に言うと、大勢の人に会ったとき、一部の人だけにキスやハグをするというのは、他の人に対してマナー違反と言うか失礼に当たるので注意が必要。
この場合は、全員にキスやハグをするか、あるいは誰にもしないかのどちらかが無難。
ビジネスシーンで初対面の場合
あまりフレンドリーにする必要がない場合、男女を問わず、会ったときには握手であいさつをするわ。
そして、商談ごとが終わったあとに、キスやハグに切り替えるというパターンが多いわね。
ビジネスで最初に誰かに会ったとき、基本的にキスやハグをする必要はないの。
でも、相手がキスであいさつをしようと近づいてきたら、それを拒否せずに受け入れて、キスやハグでで応えるのがスマートなあいさつの仕方ね。
キスやハグをするときにするあいさつのことば
友だちと久しぶりに再会して、無言でハグとかキスをすることはまずないわ。
大抵の場合、HOLA!(オラ!)と言いながらキスやハグをして、またキスやハグをしてあいさつをして…というふうに何度も続くのが普通ね。
このときよく使われるのが次の3つのあいさつ。
Qué tal?(ケ・タル?)「調子はどう?」
Cómo estás?(コモ・エスタス?)「元気?」
Cuánto tiempo?(クアント・ティエンポ?)「久しぶり!」
これらのことばをかけるタイミングは、両側のほほにキスし終えたあと、または右側のほほと左側のほほのキスのあいだなど。
でもいちばん大事なのは嬉しいという喜びの気持ちを全面にあらわすことね。
初対面の場合には、「はじめまして」というあいさつをかわすのが一般的。
自分が男性の場合は、Encantado(エンカンタード)、自分が女性の場合は、Encantada(エンカンターダ)とあいさつするの。
ビジネスシーンで初対面の場合、握手をしながらこのようにあいさつをする場合が多いわ
あいさつをするときの注意点
国が変われば作法も変わるので注意が必要。
スペインのキスのあいさつの場合は、キスは右のほほから、回数は二回と決まっているのよ。
でも、イタリアのキスのあいさつの場合は、スペイン同様キスの回数は二回だけど、右のほほからではなく、左のほほからなので注意が必要。
スペイン人がイタリア人とあいさつするとき、スペイン風にあいさつをすると、顔と顔がぶつかって、口にキスをしてしまう場合があるわ。
また、オランダのキスのあいさつの場合は、スペイン同様右のほほからだけど、キスの回数が二回ではなく三回がスタンダードなの。
国によって、ハグやキスの作法や習慣が違うのって興味深く面白いわね。
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…まとめ
スペイン流あいさつのキスやハグのマナーとルール。
① 回数は二回、右ほほから
② 男性と女性はキス、女性同士はキス、男性同士は握手かハグ
③ シチュエーションによって省略するキスとハグ
④ キスやハグのときに伴うあいさつ
⑤ 国によって異なるキスやハグの作法
ボディランゲージと一緒に発するあいさつの言葉はとても大事。
ことばだけだとその人の感情を十分相手に伝えられないこともあるし、かといってボディーランゲージだけでも違和感を覚えるわね。
スペイン流キスとハグのマナーを理解して、戸惑うことのないよう、スペイン旅行中のあいさつに役立ててくれるととても嬉しいです。
今回はスペイン語会話というより、スペイン流キスとハグのマナーとルールを5つの視点から紹介させていただきました。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。