スリ対策

【徹底解説】バルセロナ観光、万全のスリ・置き引き対策公開!

pickpockets love tourists

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Nさん
Nさん
「バルセロナってスリや置き引きが多いって聞いたけど、やっぱり一人で観光するのって心配だわ…」

モニカ
モニカ
「バルセロナで、スリ!?置き引き!?…残念なことに多いわね。でも、安心して!注意すべきことを心得ていれば、バルセロナ観光を一人でも存分に楽しめるわよ。」

ということで、今回はバルセロナを観光する時の注意すべきポイントをまとめてみたので、参考にしてくださいね。

バルセロナのスリや犯罪の最近の傾向

barcelona
2020年、バルセロナで日本人の方が被害に遭われているスリや犯罪の傾向は以下の通り。
(参考サイト:在スペインバルセロナ日本国総領事館

スリ(盗難):
駅、地下鉄やバス内、観光名所、路上で、被害者の気づかないあいだに、あるいは話しかけたり小銭をばら撒くなどしたりして、被害者の注意をそらした上で、かばんから財布などを抜き取る。

グループが取り囲んで犯行に及ぶケースもある。

スリ(物売り):
歩行者に花束や絵はがきを売りつける素振りで、からだに押しつけている隙に、かばんやポケットから財布を盗む

スリ(エスカレーター):
エスカレーターで歩行者の前後を犯人が2~3人で取り囲み、前方の人物が突然所持品を落とすなどしてしゃがみ込む。

すぐ後方の歩行者(被害者)が探すことを手伝うことに夢中になっている隙に、他の仲間が歩行者のカバンやポケットから財布を盗む。

スリ(ケチャップ):
ケチャップや鳥のふんを擬した液体を意図的に被害者の衣服に付けた上で汚れを指摘し、被害者が汚れに対応している間にかばんや財布を盗む。

汚れを拭き取る手伝いを装って犯行に及ぶケースもある。

置き引き:
飲食店で犯人が食事中の被害者に声を掛け、注意を引きつけている間に椅子に置いていたバッグを盗まれる置引き被害が発生しています。

またホテルや空港でチェックインの手続中に荷物を盗まれる置引き被害も発生しています。

ひったくり:
裏通りや物陰を利用して待ち伏せし、通りかかった人のかばんやショルダーバッグを奪い取る。

前方の路上で待機する仲間とバイクで逃走することもあり、最近では自転車を利用したひったくり犯人が目立つ。

バルセロナで、スリ・置き引きに注意しておくべきこと

バルセロナのスリ・置き引きの手口も年々巧妙かつエスカレートしてきている傾向にあるわ。

観光中に、スリ・置き引きの注意しておくべきことを以下にまとめてみました。

歩きスマホはひったくりには好都合

walking with mobile
旅行先ではどこに行っても、スマホやカメラを手に持って歩くことが多くなるわよね。

シャッターチャンスを逃さないためとか、行き先を地図アプリで確認するためとか理由はわかるけど、それってとっても危険。

スマホはなるべく手に持たず、カバンの中やチャック付きポケットの中にしまっておいて、必要な時に取り出すようにしたほうがいいわ。

スマホやカメラを手に持ってぶらぶら歩いていると、すれ違いざまにひったくられてしまうことも実際にあるのよ。

地図アプリで確認するときは、立ち止まって周囲を確認してからとか、お店の中に入ってから使うようにするとかなり安心ね。

テーブルの上には注文したドリンクだけ

mobile at cafe
日本でもついついカフェやレストランでテーブルの上にスマホやカメラを置いたまま、おしゃべりに夢中になることってない?

おしゃべりが楽しいのはよくわかるけど、スリや置き引きの被害に遭う確率が高くなるから、テーブルの上には注文したドリンク以外何も置かないのがいちばん。

一瞬目を離したすきに「あれ…?ここに置いてあったスマホがない!」というのは、バルセロナではよくある話。

テーブルにぶつかった振りをして注意をそらしてさりげなく盗ったり、道を聞くフリをして地図をスマホの上にかぶせるように死角を作って盗んだりとか手口は一瞬かつ巧妙。

いすの背もたれにカバンやバッグを掛けない

hanging bag on chair
カフェやバルなどでいすの背もたれにカバンやバッグを掛けたまま座ったりしていない?

いすの背もたれって座っている本人の死角になるので、置き引きにとっては絶好のカモ。

バッグを椅子と背中に挟んでも、少しでも隙間があれば、いともかんたんに貴重品を抜き取られるわよ。

スリに比べて置き引きに対しての警戒度は低く、そのせいか想像以上に多くの人が、その小さな隙をつかれて被害に遭っているの。

席に座るときは、カバンやバッグは必ず膝の上に置くなどして、絶対からだから離さないようにすることがとても大切よ。

ダサくっても荷物は常にたすきがけ

carrying bag in front
一番おすすめなのが、肩に掛けた状態でカバンの中の荷物を出し入れできる、ファスナー付きのショルダーバッグ

バルセロナの街中を歩く時は、バッグはたすき掛けにし、からだに密着した状態で前に持ち、さらにいつもカバンやバッグの口に手を添えるのがいちばん。

大切なのはカバンを常に自分のからだの前に来るようにすること

街中を歩く時、地下鉄に乗る時、写真を撮る時、人気立ち飲みバルの中、…いつもカバンやバッグはたすきがけにし、その口を押さえるようにすることが肝心。

ここは日本じゃないんだから、多少格好がダサくっても、被害に遭わないためには必要なことね。

地下鉄やバスではソーシャルディスタンス

distance in public transport
日本の満員電車に乗り慣れていると、地下鉄やバスの中で他人のからだが触れることは当たり前になっているわね。

でも、ここでは可能な限り、乗り物内の周りの人からからだを離すようにしたほうがいいわ。

今はコロナの影響で、嫌が上でも人とのあいだに距離を置くようになったけど、スリの被害に遭わないためにも、とても大事なことよ。

車内にいるすべての人がスリだと思って警戒するのはちょっと悲しいけれど、一見普通の人がスリだったりすることがあるので、いつも注意、注意、注意。

また、車内を無意味に移動している人や、地下鉄内を移動している若者数人のグループは、すれ違う時にスリをはたらく常習犯だったりするから、彼らにも十分注意してね。

有料の観光スポットにもスリはいる

pickpockets sagrada familia
サグラダ・ファミリアやピカソ美術館など有料の観光スポットは安全だと思っていない?

こんなところにも当然スリは仕事(盗み)をしに出没するのよ。

スリにとって、建物内で建築や絵画に夢中になっている“無防備”な観光客ほど、貴重品を盗むのに絶好のカモはいないってわけ。

高い入場料を払ってでも観光客で溢れかえる観光スポットに入り、その何十倍もの仕事をして稼いで帰る(盗む)ってことね。

また、カメラを首にかけ地図やガイドブックを手に持った、いかにも観光客のふりをしたスリもいるので、彼らにも十分注意して。

不要不急のクレジットカード・現金はホテルの貴重品BOXに

safety box in hotel
結局、使わないクレジットカードや必要以外の現金は持ち歩かないってことが、万が一のときの被害を最小限に抑えるいちばんの方法。

クレジットカードはたとえ盗難保険が付いているとしても、手続きにかかる時間と労力を考えれば、持ち歩くのは1~2枚だけにするのが無難。

バルセロナなら、現金で100€(日本円にして12,000〜13,000円)もあれば一日あたりの観光も外食も余裕でカバーできるわね。

日本でしか使わない運転免許証、保険証カード、日本の銀行のキャッシュカードなどはホテルの貴重品BOXに保管しておくのが安心ね。

できれば、高価なブランドもののお財布は持ち歩かず、安いノーブランドのお財布に入れ換えて、観光の時はそちらを使うのがおすすめよ。

【経験談】地下鉄でスマホを盗られる!

neck strap

日本ならカフェやコンビニでお財布をうっり置き忘れても、親切な店員さんが声をかけてくれたり、お店に保管してくれたりすることがあるでしょ。

でも、ここスペイン バルセロナで同じことをしたら、二度と手元には戻ってこないでしょうね。

こちらに来て、私も地下鉄の中でスマホをカバンから抜き盗られたことがあるの。

犯人らしきふたり組のカップルが、すぐ車両から出て走って行ったので、すぐに気がついたんだけど、すぐにドアが閉まって、時すでに遅し…。

ほんと、一瞬のできごとで、基本の持ち方を徹底していなかったことをすごく反省したわ。

それ以来、私も出かける時は、いつもカバンは斜めがけタイプのものを使っているの。

それから、財布はチェーンでカバン自体につなげているし、スマホは手帳型スマホケースに入れ、それをネックストラップに付けて首にかけてもいるわ。

これならカバンを千切られない限り奪われないし、うっかりテーブルの上に置き忘れることもないでしょ。

シンプルなチェーンならカバンとお財布に付けていてもファッションの邪魔もしないので、おしゃれよね。

万が一、バルセロナ滞在中に犯罪被害に遭ったら…

crime in barcelona
【バルセロナの緊急連絡先】

<緊急全般>112
※警察,消防,救急すべての共通番号。救急車手配など必要に応じた部署へ電話がつながる仕組みとなっています。

【緊急時によく使うスペイン語】

「泥棒!」ラドロン(Ladrón)!
「助けて!」ソコーロ(Socorro)!
「警察」ポリシア(Policía)
「救急車」アンブランシア(Ambulancia)
「病気」エンフェルモ(Enfermo)
「火事だ!」フエゴ(Fuego)!

「日本総領事館」コンスラード・ヘネラル・デル・ハポン(Consulado General del Japón)
「日本総領事館の住所」アベニーダ・ディアゴナル・セイスシエントス・クアレンタ(Av.Diagonal 640)

【在バルセロナ日本国総領事館】

所在地: Avda. Diagonal, 640, 2a planta D, 08017 Barcelona
電話番号:+(34) 93-280-3433
総領事館開館時間: 月曜~金曜(休館日を除く)の以下の時間
<通常期間>査証手続き:9:00~13:00/旅券、証明その他手続き:9:00~13:00,15:00~16:00
<夏季期間6月25日~8月31日>査証を含む領事手続き全般:8:30~13:30
サイト:バルセロナ日本国総領事館
Googleマップ

(参考サイト:在バルセロナ日本国総領事館)

…まとめ

旅にトラブルはつきもの…。

でも、せっかく旅行するなら、楽しい思い出をたくさん作って帰りたいわよね。

スリも注意深そうな人をわざわざターゲットにはしないから、上記に述べたような事前の対策をしっかりして、バルセロナ観光を満喫してほしいわ!

”備えあれば患いなし” 、出来ることは事前にしっかり準備してくださいね。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

※最新情報については在スペインバルセロナ日本国総領事館のサイトも覗いてください。また海外旅行をする時は外務省の「たびレジ」に登録しておくと、旅行先の注意喚起情報などがメールで届けてくれるのでおすすめです。

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