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スペインの長〜いクリスマスの最後はCabalgata de Reyes Magos (東方三賢人のパレード)で最高潮!

eye catch

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Yさん
Yさん
「スペインのクリスマスって長ーいってきいたことがあるんだけど、世界のクリスマスとはどこが違うのかしら?」

モニカ
モニカ
「スペインもカトリックの国なので普通にクリスマスを祝うんだけど、長ー行っと言われる理由は、スペインの子供たちにプレゼントが届く大事な日、東方三賢人の日があるからね。」

ということで、今回はスペインの長ーいクリスマスの最後を飾るCabalgata de Reyes Magos (東方三賢人の日のパレード)の紹介をしますね。

※2021年のバルセロナのCabalgata de Reyes Magos(東方三賢人の日のパレード)Covid-19の影響で中止となっています。

長ーいスペインのクリスマスの最後を飾る日

santa claus vs reyes de magos
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日本では12月24日にプレゼントを恋人や大切な人に渡す人が多いと思うけど、スペインではその他のキリスト教圏の国々と同じようにクリスマスは家族で過ごす日。

さらに12月24、25日だけでは終わらず、クリスマスの期間は1月6日東方の三賢人の日の祝日まで続くわ。

ここスペインでは12月25日ではなく1月6日にプレゼント交換を行うのがスペイン流のクリスマス。

そして、その前日の1月5日に盛大な歓迎パレードが市内で催されるのよ。

東方三賢人の日

reyes de magos
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イエス・キリストが生まれたのは12月25日

そのイエスキリストの誕生を知って、星に導かれて、はるばる東方からやって来た三賢人がキリストに贈り物(乳香、没薬、黄金)を持って現れた日が1月6日

もちろんスペインはカトリックの国なので、この日は祝日。

三賢人と言うからには3人いて、スペイン語で、それぞれ「メルキオール(Melchior)」、「カスパール(Casper)」、「バルタザール(Balthasar)」というの。

三賢人はそれぞれ青年、老年、壮年といった三世代、そしてコーカサス人、アジア人、アフリカ人という三人種を表していて、聖書の中にも出てくるわ。

彼らがキリストにプレゼントを持って現れた日ということから、ここスペインでは1月6日に子供たちにプレゼントをするのよ。

スペインの子供たちは、サンタクロースにお願いするというよりは、三賢人宛てに手紙を書いてプレゼントに欲しい物と、この1年良い子にしていたことをアピールするの。

…で、2週間ほどの長いクリスマス休暇(日本の冬休み)も終わり、翌7日からは学校が始まります。

そうすると、子どもはもらったプレゼントであんまり遊べないということから、最近では12月25日のクリスマスにプレゼントをあげてしまう家庭も多いそうよ。

さらに、それぞれの家庭の事情にもよるけど、クリスマスの日にも東方三賢人の日にも、2回もプレゼントをもらったりなんてするラッキーな子供もいるわね。

Roscon de Reyes

roscon de reyes
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1月6日のお昼はクリスマスと同様、家族揃って食事するんだけど、朝には特別なケーキRoscon de Reyesを食べるの。

中に小さな王様の人形空豆が一つづつ入った、大きなドーナツみたいな形をしたケーキ。

人形が当たった人は、ケーキと一緒についてくる紙で出来た王冠をかぶり、その日は「一日王様」で、空豆が当たった人は、ケーキの代金を払うことに…。

味は決してまずくはないんだけど、スペインのケーキなのでねぇ…。

縁起物だから、日本のケーキと比べないでね。

誰に人形があたって!、その日の王様は誰とか、誰にそら豆があたった!とか、家族や友達とワイワイ言いながら食べるのが楽しいんだから。

悪い子がもらうプレゼント

carbon
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去年一年、良いことをしてこなかった悪い子供たちは、三賢人にお手紙を書いても、プレゼントではなくCarbon(炭)をもらうことになるの。

こちらは真っ黒な砂糖で出来たお菓子で、こちらの方も味は微妙…。

ひょっとすると、その昔は本当にだったのかもしれないわね。

Cabalgata de Reyes Magos

reyes de magos de la mer
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バルセロナ市内でも、各地域で東方三賢人のパレードが行われるんだけど、その中でも最大のものがバルセロナ市街の中心で行われるもの。

毎年TV生中継され、大勢のバルセロナ市民や観光客がパレードの見学にやって来て、その様子は絢爛豪華そのもの。

日本の人にとっては、ディズニーパレードのを想像するとわかりやすいかもしれないわね。

まずパレードの前に東方三賢人が、16時頃バルセロナの港Moll de la Fustaコロンブスの塔の前の港)に船で到着し、その歓迎セレモニーが開かれるわ。

例年バルセロナのCabalgata de Reyes Magos(東方三博士の騎馬行列)のパレードは、5kmの経路を3時間に渡って練り歩いて行くのよ。

盛大なパレードは、馬に乗った兵隊達のトランペット演奏で幕を開け、その後いろいろな山車が延々と続くわ。

なんといっても、子どもたちにとってのハイライトは、パレード最後に山車から飛んでくるキャンディの雨ではなく、飴、飴、飴!

子供たちだけでなく、大人も一緒になって降ってくるキャンディや道路に落ちたキャンディを夢中になって拾っている光景を見るのも楽しいわ。

2020年のバルセロナのパレードの様子はこちらの動画を参考にしてくださいね。

(画像をクリックすると、動画が見れます。)

パレードの経路

mapa
(画像をクリックすると、画像が拡大します。)

日時 1月5日18時〜21時10分

パレードの経路
18:00 Marquès de l’Argentera(シウタデリャ公園の西側、フランサ駅前)
18:20 Plaça d’Antonio López
18:40 Plaça d’Antoni Maura
19:10 Plaça d’Urquinaona
19:20 Plaça Catalunya – Fontanella
19:40 Plaça Universitat / Ronda de Sant Antoni
20:05 Sepúlveda / Urgell
20:50 Plaça Espanya / Av. Maria Cristina
21:10 Av. Maria Cristina / Av. De Rius i Taulet(マジカ噴水の前)

…まとめ

12月24日から始まって年が明けて1月6日まで続く、長ーいスペインのクリスマス休暇。

日本人のお正月休みと同じぐらい家族にとっては一年で一番大切な行事。

年始にバルセロナに旅行する機会がある人は、ぜひ旅行の計画に入れてみてはどうかしら。

特に子供連れの家族にとっては、大人になっても忘れられない素敵な思い出になるわよ。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

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