こんにちは、バルセロナ在住10年目になるモニカ通信のモニカです。
ということで、今回はバルセロナ観光で、ここだけは外せない10のバルセロナ観光スポットをまとめてみました。
1. サグラダ・ファミリア

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バルセロナと言えば、絶対外せないのが世界遺産にもなっているアントニオ・ガウディ建築のサグラダ・ファミリア。
誰もが知っている天才建築家アントニオ・ガウディが、1882年に取りかかった未完の作品。
日本人の建築家、外尾悦郎氏がサグラダファミリアの建築主任を務めているの。
ガウディが亡くなってちょうど100年にあたる2026年に完成予定。
心の底ではまだまだ完成しないで欲しいという少し複雑な気持ち。
完成してしまったらそれはそれで素晴らしいことだけど、なんかワクワク感がなくなってしまうような気がしない?
※コロナの影響で2026年までに完成はどうやら無理だという噂も出ているわね…。
この教会には実は門が三つあって、「生誕のファサード」、「受難のファサード」、そして、三つ目となる「栄光のファサード」は現在工事中。

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美しい彫刻の外観だけでなく、教会の中に入れば、ステンドグラスを通して入る柔らかな光が、まるで森の中に迷い込んだような雰囲気にさせてくれるわ。
チケットは当日窓口で購入すると、5〜6ユーロ割高のうえ、長蛇の列に並ぶことになるので、ネットで前もって購入することね。
公式サイト➡ Sagrada Família – Official ticket vendors – Sagrada Familia
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※現在サグラダ・ファミリア教会は当面の間、閉館となり再オープンの日時は今のところ決まっていません。最新情報が分かり次第、情報を更新していきますね。
営業時間
11月~02月(冬):AM9時~PM6時
03月、10月(春・秋):AM9時~PM7時
04月~09月(夏):AM9時~PM8時
※日曜朝は8:30から礼拝あり
料金(大人一般、オンライン購入の場合)
入場+塔に登るチケット(オーディオガイド付):32€ ーこれ一押し!
入場+オーディオガイド:25€
入場のみ(ベーシック):17€
※学生証を提示すれば学割で2€引き
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2. サンパウ病院

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「芸術には人を癒す力がある」というムンタネールの信念をもとに建てられた最大のプロジェクト。
世界遺産でもある48の病棟を持つサン・パウ病院。
2009年まで病棟として使われており、建物の美しさだけでなく、患者が癒やしを感じられるよう、病院としての機能もよく考えられて設計されているの。
当時としては前代未聞のコンセプトを掲げた病院だったけど、今もなおその価値観は他に類を見ないものになっているわ。
サグラダ・ファミリアから徒歩10分のところにあるので、少しだけ足をのばして、外観を見るだけでも行く価値は十分ありね。

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当時の様子が再現された静かな空気が漂う入院病棟や、自然の光を取り入れた大きなガラス窓がある手術室も必見。
公式サイト➡ Hospital de la Santa Creu i Sant Pau
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営業時間
4月~10月:AM9時半~PM7時 (日曜&休日は~PM3時)
11月~3月:AM9時半~PM5時半(日曜&休日は~PM3時)
12月25日は休館日
料金(大人一般)
セルフガイドチケット:15€
オーディオガイド付き:19€
毎月第一日曜日は入場無料
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3. グエル公園

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ガウディが設計した、バルセロナ市内を一望できる小高い丘の上にあるのがグエル公園。
ガウディのスポンサーであったグエル伯爵の依頼で、当時は集合型庭園住宅として着工。
高台にあるため交通が不便であったり、建築規制やスペイン市民戦争の影響を受けて、結局、住宅はグエル家、ガウディ家以外に一戸売れただけで建設を断念。
公園内はトレンカディスという手法でタイル装飾されたところを至る所で見ることができるわ。
またガウディといえば、いつも話題になるのがフリーメイソンとの関係。
公園内にもその鍵をとくヒントとなる数字やデザインが知りばめられているので、探してみるのも楽しみの一つ。
今ではバルセロナの人気観光スポットの一つとなっているグエル公園だけど、当時はその奇抜な景観が市民には受け入れられなかったのね。
その後、バルセロナ市に市民の公共公園としてとても安く買い取られることに(寄付されたとも)。

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どれ一つとして同じデザインのないタイル張りのベンチは、人のからだに沿った設計がされていて圧巻。
※2020年6月より、Covid-19の影響で、これまでの無料エリアはなくなり、全て有料エリアとなっています。また、早朝無料入場もできなくなっています。ただし、今後も状況は流動的なので、随時情報を更新していきますね。
公式サイト➡ Official website Park Güell | Barcelona | Web oficial Park Güell | Barcelona
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営業時間
ハイシーズン (夏) :AM8時〜PM9時半 (最終入場PM8時半)
ミッドシーズン(春・秋):AM8時~PM8時半 (最終入場PM7時半)
ローシーズン (冬) :AM8時15分~PM6時15分 (最終入場PM5時半)
料金(大人一般、オンライン購入の場合)
入場チケット:10€
ガイドツアー:17€(英語またはスペイン語)日本語は今のところないようね。
裏ワザ情報!※営業開始前の早朝6時~8時までは無料で入場できるのよ。
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4. カサ・バトリョ

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ガウディの最高傑作ともいわれるのが、高級ブランド店が立ち並ぶパッセジ・デ・グラシア通りの一角に建つカサ・バトリョ。
地中海からインスピレーションを得たといわれる、波のような曲線のバルコニーと水滴を連想させるタイル装飾のデザインが特徴的。
建物内の吹き抜けホールは、上に行くほど狭くなっているのは、光がより行き届くようにするために設計されているから。
また、光を反射するタイルが使われているため、まるで海の中から見上げるるような感覚に落ち入るわ。

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チケットは全部で3種類。当日チケットは4ユーロ割高になるので、事前にオンラインで買うのがお得よ。
ここのバーチャルリアリティビデオのガイドはとっても評判がいいとのこと。
公式サイト➡ Venta de entradas de Casa Batlló – Web Oficial | Casa Batlló
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※現在カサ・バトリョは当面の間、閉館となり再オープンの日時は今のところ決まっていません。最新情報が分かり次第、情報を更新していきますね。
営業時間
AM9時~PM9時(最終入場はPM8時)
料金(大人一般、オンライン購入の場合)
以下全て、45分間のバーチャルリアリティビデオガイド、日本語対応、ヘッドセット付き
【BLUE】 25€:通常入場/キャンセル不可
【SILVER】 33€:優先入場/キャンセル不可/プライベートホール見学/
【GOLD】 35€ : VIP入場/キャンセル可能(24時間前まで)/プライベートホール見学/20世紀前半当時の衣裳で記念撮影
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5. カサ・ミラ

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もう一つのガウディ建築の代表作といえばカサバトリョからパッセジ・デ・グラシア通りを3ブロック上がった場所に建つカサ・ミラ。
ガウディが設計した最後の作品とも言われ、地元の人からは「石切り場(ラ・ペドレラ )(La Pedrera)」と呼ばれているわ。
外観は自然をこよなく愛するガウディが、カタルーニャ地方のキリスト教の聖地でもある「モンセラット」の奇岩をモチーフにしているの。
裕福な実業家ペレ・ミラ氏が依頼し、ガウディが設計したとてもユニークな住宅は、直線が一切使われていないため、誰もが不思議で奇妙な印象を受けるわ。

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公式サイト➡ Web oficial Casa Milà | La Pedrera, Gaudí Barcelona
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営業時間
03月01日-11月03日:AM9時~PM8時半/ナイトツアーPM9時~PM11時
11月04日-02月28日:AM9時~PM6時半/ナイトツアーPM7時~PM9時
12月26日-01月03日:AM9時~PM8時半/ナイトツアーPM9時~PM11時
料金(大人一般、オンライン購入の場合)
【Essential】22€:通常入場/日時指定あり/オーディオガイド(日本語対応)
【Premium】29€:優先入場/日時指定なし/オーディオガイド(日本語対応)専用ビジュアルガイド
【Night Experience】34€:少人数ガイドツアー、屋上でのショー、グラスのカヴァワインサービス、オーディオスクリーン上映
※上記料金はオンライン購入の金額、当日窓口で購入すると+3.0€
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6. 旧市街とカテドラル
旧市街の中でも特にゴシック地区は歴史を感じる面影の街並みが魅力的。
おみやげ物屋さんやバルなども多くて、いつもたくさんの人で賑わっているわね。
一本路地に入れば、まるで迷路にでも入ったかのように複雑な狭い道になっているの。
迷いながらの散策もまた楽しい旅の思い出となるエリアよ。
ただし、ひと気のない道は治安が悪いこともあるので、危ないと思ったら、無理せず引き返してね。

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ゴシック地区のシンボルといえば、サンタ・エウラリア大聖堂。
今となってはガウディのサグラダ・ファミリアにバルセロナのシンボルをゆずった感じ。
それでも、ツーリストには意外と人気の高い写真スポットでもあるわ。
カテドラルの内部はゴシック様式のおごそかな雰囲気で一見の価値あり。
日曜日の午後には、カテドラルの前の広場で、世界一かったる〜いサルダーナといわれるカタルーニャ地方の踊りに出会えるわよ。

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公式サイト➡ Cathedral de Barcelona
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カテドラルの入館時間
平日 12:30~19:45(最終受付19:15)
土曜 12:30~17:30(最終受付16:45)
日曜祭日 14:00~17:30(最終受付16:45)
※午前中および夕方の時間帯は見学不可。お祈りする方だけ聖堂に入ることが可能(聖歌隊席とテラスへの入場はそれぞれ3€)
料金(教会への寄付として)
教会見学+オーディオガイド:4€(AM9時半~昼12時)
教会見学+屋上への入場 :7€(PM12時半~PM5時半)
教会見学+屋上への入場+オーディオガイド :11€
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7. ボケリア市場(サン・ジョセップ市場)

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バルセロナ市民の胃袋でもある、手軽においしいものが食べられる大人気なスポットといえば、ボケリアの愛称で知られるサン・ジョセップ市場。
年々増え続ける観光客のせいで、今ではすっかり食のテーマパークへと様変わり。
市場内はいつも観光客でにぎわっているけど、ここはスリが多いのも事実!
生ハムやコロッケなどのローカルフードをつまみながら、地ビールと新鮮なタパス(小皿料理)を味わうのも楽しいわよ。
観光客に押され気味とはいえ、まだまだ地元客が買い物に来る肉屋、魚屋、八百屋、果物屋、乾物屋がぎっしり立ち並んでいるわ。

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市場を入ったあたりにある、新鮮で見た目もカラフルな一口サイズのカットフルーツや豊富な種類の100%フレッシュジュースはいつも人気。
値段は一つ2€ぐらいだけど、奥のほうにあるお店を探せば1〜1.5€もあるのでよく探してみてね。
バルセロナの観光はよく歩くので、歩き疲れたら、市場の100%フレッシュジュースで心身共にリフレッシュしてみてはどう。
公式サイト➡ Boqueria Market
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営業時間
AM8時~PM8時(市場なので午前中で閉まる店もあります)
日休: 日曜、祝日
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8. カタルーニャ音楽堂

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世界で唯一、今もなお現役でコンサート会場として使われている世界遺産といえば、カタルーニャ音楽堂のこと。
二歳年下のガウディに建築講義を行ったこともある、モデルニズモを代表する建築家、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネールの最高傑作。
モザイクタイルの外観だけでなく、内部の細部にいたるまで美しく、圧巻は二階の大ホールの天井。
中央に迫り出す雨しずくのようなステンドグラスのシャンデリアは見る人を圧倒するわ。

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オーケストラ、フラメンコ、ジャズなどの色々なジャンルのコンサートが開催るの。
旅行スケジュールとコンサートの日程がうまくあえば、超オススメなのでぜひ旅行プランに入れてみてはどうかしら。
見学ツアーでホールを見るだけでも、その息をのむ美しさに感動するけど、世界遺産の中で生のコンサートを聴くチャンスなんてそうそうないわ。
公式サイト➡ Palau de la Musica Catalana
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営業時間
月曜~土曜:AM9時30分~PM9時
日曜祝日 :AM10時~PM3時
料金(大人一般、オンライン購入の場合)
セルフガイドツアー(見学) :15€
スタンダードガイドツアー :20€
ガイドツアー+ミニコンサート :25€
ガイドツアー+ピアノリサイタル:30€
※ほかにもいくつかのリサイタルプランがあります
※BARCELONAカードやシティツアー参加者は割引あり
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9. ピカソ美術館

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20世紀の天才画家ピカソが、画家としての才能を育み開花させた青春期を過ごした街、バルセロナに建てられたのがピカソ美術館。
ゲルニカはここにはないけど、おもにピカソの幼少期から青の時代までの作品と、晩年の作品をじっくり堪能することができるわ。

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ピカソ作品だけでなく、中世の面影が残る旧市街エリアに14世紀の貴族の館を改装して作られた建物やミュージアムグッズも必見。
人気の美術館なので、チケットはオンラインで事前に購入するのが、列に並ばなくても済むので安心。
公式サイト➡ Museu Picaso
営業時間
月曜 AM10時〜PM5時
火曜-日曜 AM9時〜PM8時半
木曜 AM9時~PM9時半
※その他にも営業短縮日があるので、必ず公式サイトより確認してね。
休館日
1月1日、5月1日、6月24日、9月30日、10月7日、12月25日
料金(大人一般、オンライン購入の場合)
常設コレクション入場券:12€
特別展示見学付き入場券:14€
旅行期間がこの時期に当たればラッキーな無料開放日!
▼
毎週木曜PM6時~PM9時半
毎月第1日曜日
2月12日、5月18日、9月24日
※ただし、入場人数に制限があるので、事前に公式サイトから予約してね。
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10. バルセロネータ・ビーチ

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観光に疲れたら、地中海を眺めながら思い思いの時間を過ごせる全長5キロに及ぶビーチバルセロネータ・ビーチがおすすめ。
バルセロナは観光の街であるだけでなく、海の街でもあり、市内中心地から地下鉄やバスで簡単にアクセスが可能。
夏場のハイシーズンともなると、ヨーロッパ各地から日光浴やマリンスポーツを楽しむためにさくさんの観光客がやって来るわ。
景色の良いレストランも多いので、オフシーズンでもビーチの雰囲気が楽しめ、ジョギングやヨガをするのにもぴったりのエリア。

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ビーチで砂だらけになっても備え付けの無料シャワーがたくさん設置されているので大丈夫。
観光客で人気の近場のビーチだけあって、ここはスリや置き引きも出没するわ。
なので、夏場のビーチに行くときは、せいぜい小銭と日焼け止めオイルとタオルだけにすることが安心。
公式サイト➡ Beaches | Barcelona website | Barcelona City Council
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…まとめ
何となくバルセロナ旅行で観光したい場所のイメージが少しはできたかしら。
他にも紹介したい場所はたくさんあるけど、まずは絶対外せない10の観光スポットを紹介しました。
海外旅行はパッケージツアーは確かに便利で楽だけど、自分で旅をアレンジするとワクワク感がさらに高まること間違いなし!
いろんな便利サイトを活用しながら、パッケージツアーよりもコストを抑えたお得な旅を計画してくださいね。
