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【2021年版】【徹底解説】バルセロナのもう一つのシンボル、サンタ・エウラリア大聖堂

Cathedral exterior

こんにちは、バルセロナ在住10年目になるモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「バルセロナの旧市街を観光していて、突如目の前に現れた大きな教会。サグラダ・ファミリアでもないし、ガウディが建てた建築物とも違うわよねぇ?」

モニカ
モニカ
「バルセロナで教会といえば、今ではガウディのサグラダ・ファミリが有名だけど、長い歴史を通してバルセロナを代表する教会だったのは、実はゴシック地区にあるサンタ・エウラリア大聖堂だったのよ。」

ということで、今回はバルセロナのもう一つのシンボル、サンタ・エウラリア大聖堂を詳しく解説していきますね。

サンタ・エウラリア大聖堂とは

Cathedral

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バルセロナのゴシック地区のシンボルでもある、カテドラル。

正式名称は「サンタエウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia)」。

地区ごとにあるたくさんの教会の中でカテドラル(大聖堂)と呼ばれるのは、バルセロナではここだけなの。

最も格式が高くバルセロナ市民にとっての一番の教会は、観光名所のサグラダファミリアではなくカテドラルなのよ。

歴史

Cathedral

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4世紀には既に初期キリスト教のバジリカが、バルセロナで最も中世の面影が残る地区ゴシック地区に建てられていたの。

その後、イベリア半島がイスラム帝国に占領され、このバジリカは一度破壊されることに。

8世紀初頭に始まった、キリスト教徒によるいわゆるレコンキスタ(国土回復運動)の後、1058年にロマネスク様式の大聖堂が再建。

さらにロマネスク様式の大聖堂を飲み込むように、ゴシック様式のカテドラルへと建て替えられていくことに。

Cathedral

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1298年に建設が始められ、完成までに150年の歳月がかかっているわ。

ちなみに、ヨーロッパの大教会は、どれも完成までにかなりの年月を要し、昔はそれが当たり前のことだったの。

例えば、セビリアの大聖堂は160年、ケルンの大聖堂に至っては、完成までになんと600年以上もかかっているのよ。

大聖堂の向って右隣りに目をやると、二千年前バルセロナが古代ローマ帝国の支配のもと、バルキーノと呼ばれていた頃、街に水を送っていた水道橋のレプリカを見ることができるわ。

開館時間

・平日
礼拝: 8:30 – 12:30 / 17:45 – 19:30
観光: 10:30 – 14:00 / 16:00 – 19:00 ※最終入場 18:30

・土曜・祝前日
礼拝: 8:30 – 12:30 / 17:15 – 20:00
観光: 10:30 – 17:30 ※最終入場 17:00

・日曜・祝日
礼拝: 8:30 – 13:45 / 17:15 – 20:00
観光: ※当面の間は閉館

・エレベーター
月曜-土曜 10:00 – 12:00と上記観光時間帯

※時間の変更などもあるので、公式サイトの開館時間を必ずチェックしてくださいね。

参考➡カテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)公式サイト

混雑具合・行列回避方法

大聖堂の入場は、礼拝の時間帯と、観光の時間帯に分かれているの。

礼拝の時間帯は無料で入場できるようだけど…、それ以外の観光時間帯は入場料(9€)が必要。

ただし、礼拝時間帯であっても、屋上テラスや聖歌隊席など観光目的の見学ポイント(屋上テラス、聖歌隊席)へいく場合は有料となるの。

観光人気スポットでもあるので、夏のシーズンは入場待ちの列が長くなることはあるけど、カサ・ミラ、カサ・バトリョのように長時間並ぶことは少ないわね。

見学時間の目安

大聖堂内の見学は30分〜40分ぐらいかな、屋上テラスに登るなら一時間ぐらいを見ておいたほうが良さそう。

ただ、キリスト教徒でもない旅行者が、なにげなく普通に見て回ってしまうと、中に入っったときの雰囲気に感動するけど、途中で飽きてきてしまう人がかなりいるんじゃないかしら。

見学テクニック

サグラダ・ファミリア教会と違って、大聖堂内はオーディオガイドはないので、基本的に各自で自由見学という形になるわ。

大聖堂内の博物館以外は写真撮影は可能だけど、フラッシュの使用は禁止されているので注意してね。

見どころ・見学コース

それでは、これからゴシック建築の特徴とカテドラルを一つずつ詳しく解説していきますね。

カテドラル内部

Cathedral

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カテドラルの内部は、幅25m、奥行き79mと高さ41mのドームの聖堂部分と、右の中庭を取り囲む様に作られた回廊部分が一つになった建物からなっているの。

聖堂内に入ると、まず目に入るのが、正面のサンタ・エウラリアのレリーフ、その後方に聖歌隊席

聖歌隊席を越えた所にサンタ・エウラリアの棺が収められた地下礼拝堂、更にその上に大聖堂の一番奥にある主祭壇という配置。

※屋上テラスへ登るエレベーターは、主祭壇の手前、左側のイノセントセインツ礼拝堂野中のエレベーターで上がれるわ。

また、聖歌隊席を越えた所を右手に行くと扉があり、そこを出ると修道院の中庭に繋がり、中庭を取り囲むように回廊に沿って、博物館、売店、出口が並んでいるわ。

【アーチ】

Cathedral

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聖堂の中へ入ると雰囲気が一変して、見る人に衝撃を与える厳かなアーチ状のドーム。

ドーム内側を囲む装飾は1430年に作られ、中央からドームの内部を見上げることができるわ。

正面ファサードのような壮麗なゴシック様式とは裏腹に、そこには静寂と歴史の重みが満ち溢れているわね。

束ね柱」と呼ばれる太い円柱の回りに細い柱をたくさん束ねて支えられた荘厳な高い天井は、見る人を圧倒するに違いないわよ。

要石(かなめいし)(キーストーン)

Cathedral

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カテドラル天井をよく見ると、そこには幾つものリブ・ヴォールト (骨格の付いたアーチ天井) に支えられているのがわかるかしら。

各アーチ最上部の中心にはキリストや聖人たちの装飾がされた215要石(キーストーン)が見えるはず。

要石(かなめいし)は楔石(くさびいし)とも呼ばれ、真ん中に向かってアーチ状に延びてくる建材が崩れないように固定させるとても重要な役目を果たしているの。

人間関係の中で、とくに大きな影響を全体におよぼす「鍵となる人物」をキーパーソンと呼ぶように、建築構造上、重要なところに位置するキーストーンはそれと同じようなものね。

リブ・ヴォールト

Cathedral

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ゴシック建築に構造上の鍵となる、アーチ天井から壁に向かって放射状に伸びる肋骨のような「骨格」で、天井を支える役目をしているのよ。

飛梁(とびはり)(フライング・バットレス)

Cathedral

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フライング・バットレスとも呼ばれ、アーチの支点を外側に押し広げようとする力(推力)を高い位置で受け止めることにより、身廊の天井をさらに高くすることができるようになったの。

控え壁

Cathedrala

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奇怪なガーゴイルが置かれているカテドラルの外壁から垂直に外側に出っ張った壁のことで、カテドラルの天井の重みが横方向に押し出そうとする力を支える役目をしているのよ。

これら、リブ・ヴォールト飛梁(とびはり)、控え壁の三つによって、ゴシック建築以前では不可能だった、高くて薄い壁の大きな空間を作り出せるようになったの。

また、それによって、ステンドグラスなどの装飾を用いた大きな窓を付けることができるようになり、カテドラルの中を光で溢れさせることになっていったのね。

【ステンドグラス】

Cathedral

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大聖堂の一番奥、主祭壇を取り囲むステンドグラス。

カテドラルのステンドグラスは14世紀のゴシック様式のものからから20世紀のモダンなものまで長期に渡って作られ、四つの時期に分けられるわ。

最初が1317年−1334年、第二期が1400年頃(1398年ー1407年)、第三期が15世紀後半、そして最後の第四期が19世紀後半から20世紀後半。

一見すると分からないかも知れないけど、ステンドグラスによっては、隣りにあるものが300年も違う時代に造られたものもあるのよ。

【大理石のレリーフ】

Cathedral

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バルセロナの守護聖人サンタ・エウラリアは、ローマ皇帝ディオクレティアヌスがキリスト教を禁止した時に、「なぜキリスト教が禁止されたのか?」と質問し、逆にキリスト教を棄てるように強制されるの。

だけど、信仰心の深かったエウラリアは決して棄教しなかったため、ローマ人から13の拷問を受け、わずか13歳で殉教し、後に聖人として列せられることになったのよ。

カテドラル内の聖歌隊席入り口の壁には、拷問を受けて処刑されたサンタ・エウラリアのいたましい生涯が刻まれた大理石のレリーフが見れるわ。

左から、ローマ人に質問している場面、捕えられムチ打ちされている場面、火あぶりに処されている場面、最後に十字架にかけられている場面の四つが描かれているの。

まるでキリスト教ならではとも言える残酷絵巻物語よね。

13の拷問の中にはむごいものばかり…。

例えば、ガラスの破片が詰まった靴を履いてBaixada de Santa Eulalia通りを歩かされ、ナイフが突き立てられた樽の中に押し込まれて樽ごと通りを転がされ、X字型の十字架に貼り付けにされ、最後は斬首。

【二つの十字架】

Cathedral

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カテドラルにある椅子には背もたれに二つの十字架が彫られていて、一つはよく見る普通の十字架、もう一つはローマ字のXのかたちをした十字架。

これは、サンタ・エウラリアが磔にされた時の木がXに組まれていたためで、Xの十字架はサンタ・エウラリアを表し、もう一つの普通の十字架は聖人サンタ・クレウを表しているの。

【地下聖堂】

 

Cathedral

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サンタ・エウラリア遺骸は最初、現在のサンタ・マリア・デル・マル教会に埋葬されていたのよ。

その後、イスラム教徒との戦争が起こり、その間そちらに隠されていて、14世紀頃にサンタ・エウラリア大聖堂に安置されたの

主祭壇の下の霊廟にサンタ・エウラリアの棺が安置されていて、2月14日に限って、中に入ることができるわ。

棺の尖塔の上には、右手を掲げ、十字架を手にしたサンタ・エウラリアの像が立っているのが見れるわね。

【28の礼拝堂

Cathedral

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このカテドラルには教会につきものの礼拝堂が周りを取り囲むように28配置されているの。

礼拝堂以外にもカテドラルには81ヶ所の場所に140を超す聖人が祀られているのよ。

よくキリスト教は一神教だと言われるけど、多神教的な要素を色濃く持つカトリック教には多くの聖人がいて、彼らが日本で言うところのよろずの神的な役目をしているのね。

バルセロナの街でいえば、守護聖人は二人いて、一人がバルセロナ市の守護聖人サンタ・エウラリア、もう一人がバルセロナ司教区の守護聖人メルセ。

またカタルーニャの州でいえば、有名な守護聖人サン・ジョルディやモンセラットの黒いマリア像もそうね。

【街ごと職業ごとの守護聖人】

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地方意識の強いスペインでは都市ごとに、また職業ごとにも大工、鍛冶職人、靴職人、漁師、看護師、歯医者などそれぞれに守護聖人がいるのよ。

日本の縁結び、合格祈願、交通安全、商売繁盛、夫婦円満、子孫繁栄などの願いごとに神様を使い分けているのとどこか似ているわね。

【聖歌隊席】

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カテドラルの中心に位置するのが、「コロ」と呼ばれる壁に囲まれた聖歌隊席で、同じカテドラルでもフランスなどのヨーロッパの他の国には見られないスペイン独特のものなのよ。

また、14世紀の終わりから15世紀にかけて作られた繊細な彫刻のなされた祈祷席は見応え十分ね。

【パイプオルガン】

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16世紀に作られ、スペイン最大規模を誇るパイプオルガンも見逃せないわ。

ヨーロッパの教会で見かけるパイプオルガンのほとんどがドイツやオーストリア製が多いんだけど、ここのパイプオルガンはスペイン製で、通常の縦パイプに加え横パイプを持つ独特のもの。

通常の縦に並ぶパイプ以外に横にもパイプを付けることで、目の前の聖歌隊席(コロ)に直接音が響くように工夫されているわ。

現在はパイプオルガンへ空気を送るのに電気モーターを使っているけど、昔は演奏者とは別にパイプオルガンへ空気を送る専門の職人が裏で作業していたそうよ。

カテドラル外部

Cathedral

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カテドラルの外側は、幅40m、奥行き93m、高さ28mで、ドームの高さは外側が70m、内側が41m、鐘楼の高さは54m

カテドラルの周りの側面・裏側は、万博時に増設された正面ファサードの部分とは対照的に、中世の人々の生活の面影が色濃く残る非常に興味深いものが残っているのよ。

例えば、カテドラルの角の下に、車輪が通路の縁石にぶつからない様にした車止めや、その上には昔の露天商が寸法を測るのに定規として使っていた壁の石積み。

さらによく見ていくと、包丁や刀などを研ぐ砥石代わりに使われた壁に縦の筋が幾つも入ったところなど、中世の生活がそのままに残されているわ。

【外観(ファサード)】

Cathedral

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現在、私たちが目にする大聖堂の外観(ファサード)は、フランス・ゴシックを継承したネオゴシック様式。

スペインの中でもいち早く産業革命に成功し、繊維業を中心にバブル景気に湧いていたバルセロナは、1888年に万博を開催。

それに合わせて、正面の正門(プリンシパル門)が、銀行家で後にバルセロナ市長になるマヌエル・ジローナ・アグラフェルの多大な寄付を資金として、一大改増築され1913年に完成。

現在の大聖堂の外観は、140年前までのそれと見比べると、そこには繊細な装飾もなく、またシンボルとなっている3本の塔も存在せず、今とは全く別物と言って良いぐらい非常に地味なもの。

ちなみに、正面ファサードのデザイン・建築家を決めるコンペには、採用こそされなかったけど、ガウディやカタルーニャ音楽堂の建築家ムンタネールも参加していたのよ。

地元カタルーニャのモデルニスモ彫刻家が彫刻した大聖堂の入り口に立イエス・キリスト像、76体の天使、王、預言者の像が隙間なくぎっしりと並ぶ門も正面ファサードの見どころの一つね。

【バットレス(控え壁)】

Cathedral

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カテドラルの裏には、パリのノートルダム寺院やミラノのドゥオーモに代表されるゴシック建築に見られる突き出た壁、バットレス(控え壁)と呼ばれる建築構造が見て取れるわ。

これによって、天井ドームから壁に掛る巨大な横への荷重受け止めることにより、ロマネスク時代には実現できなかった高い天井、大きな窓、壮大な礼拝空間が可能となったの。

【ガーゴイル】

Cathedral

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大聖堂の裏、上部に目をやると、口を開けて屋根や壁から突き出ているガーゴイルと呼ばれる奇怪な彫刻の光景が目に入ってくはず。

西洋建築の屋根に設置される雨どいの機能を持つ怪物をかたどった彫刻のことで、雨が降ると、樋から伝わって来た水が最後に怪物の口から流れるようになっているの。

いわゆる魔除けの役割をし、聖なる土地へ怪物が入れないことを示すとされ、聖なる教会野中へ悪魔が侵入するのを防ぐと言う意味合いがあるのよ。

【サン・イヴォの門】

Cathedral

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聖堂の左手出口のサンタ・エウラリアの門をちょうど大聖堂を挟んで反対側に位置するカテドラルの中で一番古い門で、両脇の柱の四角い石碑には、1298年に大聖堂の建築が始まったと記されているわ。

初期ゴシック様式の門はモンジュイックの石を使って作られているけど、門の両脇の柱の上部をよく見ると戦士と戦うライオンやグリュプスの彫刻など、ゴシック以前のロマネスク様式も見て取れるわ。

【塔と鐘楼】

Cathedral

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カテドラルの正面ファサードには大尖塔とその両脇の小尖塔、そして後ろには八角形の二つの鐘楼がそびえ立っているの。

天気が良ければ、カテドラルの塔(正確にはカテドラルの屋根)に登ってみると、そこからは360°の視界が広がり、地中海やサグラダ・ファミリアが遠くに望めるわ。

Cathedral

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二つの鐘楼は高さ54mあり、一つは通常の時間を知らせる市役所の時計塔、もう一つはミサの始まりなど宗教行事を知らせる教会の塔

現在は自動で鐘は鳴るけど、昔は15人の鐘つき職人が塔に寝泊まりして鐘をついていたそうよ。

その他

【回廊と中庭】

Cathedral

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大聖堂の右手に隣接するのはクラウストロと呼ばれる回廊とどことなく南国の雰囲気が漂う中庭

ここには職業ごとの守護聖人が祀られていて、回廊の床の石に目をやると、靴職人、パン職人、鍛冶屋職人、仕立屋の職人、といった印が彫られているのに気付くはず。

ところで、ヨーロッパではキリスト教の死者の復活の教えから土葬が主流になっているけど、近年は土地の問題もあり、スペイン全土で40%、バルセロナに至っては47%火葬となっているわ。

【13羽のガチョウ】

Cathedral

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中庭のガチョウの数は13羽で、サンタ・エウラリアが13歳で殉教したことを表しているそうよ。

ちなみに、ガチョウは警戒心が強く、見知らぬ人を見かけると大声で鳴き騒ぎ、首を伸ばして追いまわし、くちばしで攻撃を仕掛けてくることから、古来より番犬代わりにもなっていたの。

【博物館】

Cathedral

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現在博物館となっている回廊の中の部屋は、もともと貧しい人たちのための炊き出しをしていた場所だったところ。

部屋の中にはロマネスク時代の聖水盤やサンタ・エウラリアの像などが展示されているの。

また奥の部屋には、司教座聖堂参事会会議室があり、そこの半円筒ドームの天井にはサンタ・エウラリアと精霊を表す黄金の鳩が描かれているわ。

…まとめ

大聖堂を見る目的を一番にバルセロナに来る日本人観光客はほとんどいないと思うけど、想像以上に良かったと言われるのがこのカテドラル。

アクセスも良く旧市街の中心とも言える場所にあり、他の観光スポットからも徒歩ですぐという申し分のない立地なので、サグラダ・ファミリアだけでなく、こちらの教会もおすすめするわ

この解説以外にも、自分でスペイン旅行の前に少しでも事前に調べておくと好奇心が沸き、結果的に満足度も深まるはずよ。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。

参考➡カテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)公式サイト