スペイン語

【初心者向け独学スペイン語シリーズ㉓】スペイン人がよく使うジェスチャー【7選】

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「イタリア人もそうだけど、スペイン人って、話すときの身振り手振りがすごく大きくない?」
モニカ
モニカ
「確かに、ことばなしでジェスチャーだけでやり取りしているなんて言う場合もよく見かけるわね。」

ということで、初心者向けスペイン語シリーズ㉓、スペイン人がよく使うジェスチャー7つを紹介しますね。

ジェスチャーだけで会話するスペイン人

Hand gestures

日本人は話をするとき、比較的静かにことばだけで会話をすることが多いわね。

でもここラテンの国スペインでは、ジェスチャーがなければ会話が思うようにすすまないと言うぐらい身振り手振りを交えて話しをするのが普通。

しかもそのジェスチャーが半端ないくらいすごく大きいのよ。

実際会話というのはボディーランゲージというように、ジェスチャーで意味を伝える部分はことば以上に大きいのも事実。

スペイン人が普段の生活の中でよく使うジェスチャーを詳しく紹介していくので、スペイン旅行の会話に是非役立ててくださいね。

手を口の前ですぼめて開く動き

このジェスチャーは食事がとても美味しいという表現。

La comida está buenísima. (ラ・コミダ・エスタ・ブエ二シマ)

もちろん、フォーマルな場面ではあまり使われないけど、スペイン人の心からの美味しいが表現されている感情表現ね。

空中で文字を書く動き

このジェスチャーはレストランなどでお会計をお願いしますというときに使う表現。

La cuenta por favor. (ラ・クエンタ・ポル・ファボール)

日本と違ってスペインのレストランのお会計はほとんどの場合、テーブルで済ませることが多いわね。

なので、ウェイターやウェイトレスさんと目があったら、このジェスチャーをすると遠くからでも合図できるわ。

わざわざ彼らがテーブルまで来ることを省くことができるし、こちらも大声を出さなくて済むので、お互いにとってメリット。

ちなみにクレジットカードで支払いをしたいときは、お会計を持ってきてくれたタイミングで、以下のように伝えれば大丈夫。

Con tarjeta de crédito por favor. (コン・タルヘタ・デ・クレジト・ポル・ファボール)「カードでお願いします。」

このように伝えれば、カード支払い用の端末機をテーブルまで持ってきて処理してくれるのでわざわざ席を離れなくても大丈夫。

親指と人差し指と中指でお札を数えるような動き

このジェスチャーはお金を意味する表現。

少し下世話な感じがするので、ビジネスシーンでは使わないほうが無難よ。

両手を空中でパクパクさせる動き

このジェスチャーは人が大勢いることをあらわす表現。

例えば、Ayer fui al Museo del Prado. (アイエール・フイ・アル・ムゼオ・デル・プラド) 「昨日プラド美術館に行ってきたよ。」

Ah, sí? Qué tal? (ア、スィ?ケ・タル?)「本当?どうだった?」

そしてこの動作をしながら、Mucha gente!(ムーチャ・ヘンテ)「凄い人だった!」と言うことができるの。

この表現は本当によく使われ、ただ人が多いことを伝えるのではなく、人が多すぎて参ったよ!というニュアンスが込められているわ。

手をブンブンと振る動き

このジェスチャーはひどすぎる!やばい!すごい!というような程度がずば抜けていることをあらわす表現。

ただ良い意味ですごいと言うよりも、悪い意味ですごいということで使われることが多いわね。

例えば、Hace un calor que no veas! (アセ・ウン・カロール・ケ・ノ・ベアス!)「めちゃくちゃ暑い!」

と夏の気温が50度になることもある、スペイン南部のアンダルシア地方の乾燥した突き刺さるような強い日差しの暑さをあらわすときに使うわね。

もちろん暑いときだけではなく、友達が自分のひどい身の上話をしたとき、

このジェスチャーをしながら、Vaya tela!(バヤ・テラ!)「それはひどい!」というふうに使ったりもするわ。

手のひらを水平にしてひらひらと振る動き

このジェスチャーはまあまあという意味をあらわす表現。

más o menos.(マス・オ・メノス)「まあまあ」

これはまあまあ良いというより、まあまあ悪いことの意味で使われることのほうが多いわね。

あるいは、想像していたほど悪くはなかったけど、まあまあ良かったよという感じでも使われるわ。

例えば、Qué tal fue el examen? (ケ・タル・フエ・エル・エグザメン?)「試験どうだった?)と聞かれて、

何も言わずにこのジェスチャーをすれば、それ以上突っ込んで聞かれることはないわね。

両手のひらを上に向け肩をすくめる動き

このジェスチャーは全然わからない、知らないという意味をあらわす表現。

例えば、なにか質問をして、ご存知ですかと聞いたとき、相手から黙ってこの仕草をされたら、全く知りませんということなので、

Gracias! (グラシアス!)「ありがとう」と言って、諦めるのが無難ね。

また、このジェスチャーは「全然意味不明」という意味でも使われる表現でもあるの。

例えば、会社で上司が怒り狂ってるのを見たとき、

Qué le ha pasado?(ケ・ル・ア・パッサード?)「彼どうかしたの?}と聞かれ、

No tengo ni idea.(ノ・テンゴ・二・イデア)「全然意味不明だよ」というような感じでこのジェスチャーをすることもあるわ。

以上はスペイン人がよく使うジェスチャーで、スペイン旅行中も知っていると役立つものばかり。

【番外編】

Hand gestures

で、ここからは知っていてもあまり使わないほうがいいジェスチャーを7つ紹介しますね。

知らないよりは知っていたほうがいいんだけど、ちょっと過激な表現だったり、あまり上品ではないようなジェスチャーなので、使わないほうが無難。

人差し指をこめかみに当ててトントンする動作

このジェスチャーは頭おかしいんじゃないのいう意味をあらわす表現

Estás loco? (エスタス・ロコ?)「頭大丈夫?」

街中でこのジェスチャーをすると、喧嘩になりかねないので、絶対しないようにね。

平手でほっぺをポンポンと叩く動作

このジェスチャーはとても図々しいという意味をあらわす表現。

Tiene mucha cara. (ティエネ・ムーチャ・カラ)「なんて面の皮が厚いの!」

どちらかというと、本人のいないところで、Que cara más dura!(ケ・カラ・マス・ドゥーラ!)といいながら、この仕草をすることが多いわね。

両手をパンパンと払う動作

このジェスチャーは縁を切る・関係を断つという意味をあらわす表現。

例えば、いろいろと手助けしてあげたのに、感謝もされず邪険に扱われたとき、

Me lavo las manos. (メ・ラボ・ラス・マノス)「関わり合わない、関与しない」と言ってこの仕草をすることがあるわ。

目をポンポンと指差す動作

このジェスチャーは監視してるよという意味をあらわす表現。

Te vigilo. (テ・ビヒロ)

あるいは、車を運転中に渋滞していて、隣の車線から自分の車にぶつかるかのように割り込んで来たとき、「見てるからな(変なことするなよ)」てな具合いにこの仕草をするわね。

さらに、これに輪をかけたように脅迫的な表現が、人差し指と中指で自分の両目と相手の両目を指す動作。

もしこの動作を相手からされたら、関わらずにその場を立ち去るのが賢明。

人指し指と中指で鼻筋をなぞる

このジェスチャーは一文無しという意味をあらわす表現。

Estoy a dos velas.(エストイ・ア・ドス・ベラス)No tengo dinero.(ノ・テンゴ・ディネーロ)「お金がない!」

これはくだけた表現でよく使われるわね。

スペイン語のスピーキング練習

DMM

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…まとめ

スペイン人が普段の生活の中でよく使うジェスチャー7つ。

① 手を口の前ですぼめて開く動き
② 空中で文字を書く動き
③ 親指と人差し指と中指でお札を数えるような動き
④ 両手を空中でパクパクさせる動き
⑤ 手をブンブンと振る動き
⑥ 手のひらを水平にしてひらひらと振る動き
⑦ 両手のひらを上に向け肩をすくめる動き

会話というのはことばだけでなく、ボディーランゲージと言われるくらいジェスチャーが担う部分はとても大きいわね。

身振り手振りの大きなスペイン人のように、これらのジェスチャーを覚えて、スペイン旅行中の会話に役立ててくれるととても嬉しいです。

今回はスペイン語会話というより、スペイン人がよく使うジェスチャー7つを紹介させていただきました。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。