スペイン語

【初心者向け独学スペイン語シリーズ㊴】スペイン語の会話力上達法その②

Speaking

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「スペイン語の会話力を上達するには、やはり一朝一夕にはいかないものよね。でも、今すぐにでもスペイン語を話したいときはどうすればいいのかしら?」
モニカ
モニカ
「そうね、文学をじっくり楽しみたい人や資格試験のためにはそのとおりね。でも、サバイバルのためにスペイン語を今すぐにでも話したい人にも裏技はあるわよ。」

ということで、初心者向けスペイン語シリーズ㊴、スペイン語の会話力上達法その②を紹介しますね。

スペイン語の勉強でつまづく原因

Speaking Now
先日のブログでスペイン語の会話力上達法その①を紹介しました。

今回はスペイン語の会話力上達法その②として、スパイン語を今すぐにでも話せるようになりたい人のために向けて書いた記事。

なので、スペイン語で文学をじっくり楽しみたい方、DELEのようなスペイン語検定のために勉強している方、こういった人にはあまり役には立たないわね。

スペイン語の勉強をしている人の多くが途中で挫折する原因の一つは、その動詞の活用の多さ。

活用の種類のなかには、古い言い回しなので、今ではあまり使われなくなったもの、日常会話にはほとんど出てこないものもあるの。

だけど、最終的には一つの動詞につき、最低でも50以上の活用が使いこなせるようになる必要があるわね。

とはいっても、スペイン語の勉強を動詞の活用の暗記から始めるのは、すぐにつまづいてしまうのは目に見えているわ。

そのやり方だと、覚えることが多すぎて、すぐには会話には使えないので、深いトンネルの中に迷い込んでしまうようなもの。

それでも、今すぐにでもスペイン語で会話をしたい、何かスペイン語で話がしたい、という人のため向けの記事。

たった3つの公式で、現在・過去・未来を表現できてしまう超簡単な裏技を紹介しますね。

時間のない人や、今すぐ実践に取り組みたい人は、次の項目は飛ばして、スペイン語の会話上達法3つの公式から始めてもらっても構わないわ。

二つの動詞の活用の種類

115
まず、スペイン語には大きく分けて二つの動詞の活用の種類があって、一つは直接法と呼ばれるもの、もう一つは接続法と呼ばれるもの。

直接法は、現在、選過去、点過去、未来、可能、現在完了、過去完了、直前過去、未来完了、可能完了の10種類。

接続法は、現在、過去(ra形)、過去(se形)、未来、現在完了、過去完了(ra形)、過去完了(se形)、未来完了の8種類。

このそれぞれのカテゴリーに、一人称、二人称、三人称があり、それぞれ単数形、複数形と、合計6つの活用があるの。

さらに自分以外への命令形が5つ、過去分詞、現在進行形を作るときの現在分詞。

これらをすべてを合計すると、一つの動詞につき、115種類の活用があるの。

それを聞いただけで、ほとんどの人が、こんなに覚えるのは絶対無理と感じるのも当然のことかもしれないわね。

でも、動詞の活用にはパターンがあるので、すべてを丸暗記する必要はないのよ。

慣れてくれば、自然と動詞の活用ができるようになるので安心して。

つまり、知らない動詞の単語を聞いたとしても、同じように活用させることができるということ。

これには特別な才能は必要なく、誰にでもできるようになることなので、心配しなくても大丈夫。

スペイン語会話上達法3つの公式

公式① Estoy + 現在分詞

Speaking Now
① 現在は現在進行形で

今現在している動作を現在進行形を使って表現。

現在分詞というのは、現在進行形を作るためのもので、英語でいうところの〜ing形にあたるわ。

例えば、

Estoy comiendo. (エストイ・コミエンド)「食事をしています。」
Estoy bibiendo. (エストイ・ベビエンド)「飲み物を飲んでいます。」
Estoy andando. (エストイ・アンダンド)「歩いています。」

このように、Estoyの部分はそのまま変えずに、あとに動詞の現在分詞をつなげるだけ。

それでは動詞の現在分詞の簡単な作り方を紹介しますね。

スペイン語の動詞の種類は3種類しかないの。

hablar(アブラール)「話す」のように語尾が-arで終わるar動詞。
comer(コメール)「食べる」のように語尾が-erで終わるer動詞。
vivir(ビビール)「生きる」のように語尾が-irで終わるir動詞。

それぞれの-ar、-er、-irの部分を語尾と呼び、それらを取り除いた、habl、com、vivの部分を語幹と呼ぶの。

語幹の部分は基本的に変化しないので、-ar、-er、-irの部分を現在分詞の形に変化させるの。

hablar ー hablando
comer ー comiendo
vivir  ー viviendo

このように-ar動詞は-ando、-er動詞と-ir動詞は-iendoと変化させるの。

動詞のなかには語幹が変化する不規則動詞もあるけど、それらは例外的な動詞で、説明が煩雑になるので、また後日詳しく説明しますね。

自分で現在分詞に活用したものが正しいのかどうか確認したい場合、紙の辞書にはすべての動詞の活用が載っているわけではないの。

スマホやパソコンの辞書アプリで、動詞の現在分詞を確認する方法がおすすめ。

なかでも一番のおすすめは、無料スペイン王立アカデミー(RAE-Real Academia Española)オンライン辞書で確認する方法。

検索すると、最初にたくさん出てくる単語の説明は飛ばして、そのまま下の方へ進むと、動詞の活用の一覧が出てくるわ。

その一覧の一番右上に、Gerundio(ヘルンディオ)とあるのが「現在分詞」のこと。

あるいは、検索後、最初に出てくる動詞の不定形の右にあるConjugar(コンフガール)「動詞を活用させる」をクリックすると、活用の一覧までジャンプしてくれるわ。

このRAEのページに出てこない動詞はないので安心してくださいね。

もし万が一動詞が出てこない場合は、恐らくつづりを間違えているか、スペイン語には存在しない動詞と考えて間違いないわ。

公式② He + 過去分詞

Speaking Now
② 過去は現在完了で

スペイン語で過去を表す方法はたくさんあって、さらにどの過去形を使えばいいのかは、スペイン語学習上級者にとっても難しい問題。

なので、ここでは一番簡単な過去を表す現在完了を紹介しますね。

過去分詞というのは、現在完了形を作るためのもので、英語でいうところの〜ed形にあたるわ。

例えば、

He comido. (エ・コミド)「食事をしました。」
He bebido. (エ・ベビド)「飲み物を飲みました。」
He andado. (エ・アンダド)「歩きました。」

このように、Heの部分はそのまま変えずに、あとに動詞の過去分詞をつなげるだけ。

それでは動詞の過去分詞の簡単な作り方を紹介しますね。

現在分詞のところでも説明したように、スペイン語の動詞の種類は3種類しかないの。

hablar(アブラール)「話す」のように語尾が-arで終わるar動詞。
comer(コメール)「食べる」のように語尾が-erで終わるer動詞。
vivir(ビビール)「生きる」のように語尾が-irで終わるir動詞。

語幹の部分は基本的に変化しないので、-ar、-er、-irの部分を過去分詞の形に変化させるの。

hablar ー hablado
comer ー comido
vivir  ー vivido

このように-ar動詞は-ado、-er動詞と-ir動詞は-idoと変化させるの。

この公式でほとんどの動詞の過去分詞ができるけど、もちろん語幹が選果する不規則動詞もあるわ。

それらは例外的な動詞で、説明が煩雑になるので、また後日詳しく説明しますね。

自分で過去分詞に活用したものが正しいのかどうか確認したい場合も、無料スペイン王立アカデミー(RAE-Real Academia Española)オンライン辞書で確認するのがおすすめの方法。

検索すると、最初にたくさん出てくる単語の説明は飛ばして、そのまま下の方へ進むと、動詞の活用の一覧が出てくるわ。

その一覧に、Participio(パルティシピオ)とあるのが「過去分詞」のこと。

あるいは、検索後、最初に出てくる動詞の不定形の右にあるConjugar(コンフガール)「動詞を活用させる」をクリックすると、活用の一覧までジャンプしてくれるわ。

公式③ Voy a + 不定形

Speaking Now
② 未来は不定形で

ここまで現在と過去の表現の方を紹介しました。

残る一つ、あとは未来の表現の仕方をマスターすれば、3つの時制をカバーできるわ。

実はこの未来形が一番簡単なのよ。

不定形というのはInfinitivo(インフィ二ティーボ)「動詞不定形」といって、動詞を変化させずにそのままつけるだけ。

例えば、

Voy a hablar. (ボイ・ア・アブラール)「(これから)話します。」
Voy a comer. (ボイ・ア・コメール)「(これから)食事をします。」
Voy a subir. (ボイ・ア・スビール)「(これから)登ります。」

ね、語尾を変化させる必要がないので、簡単でしょ。

スペイン語のスピーキング練習

DMM
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デメリット
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② スペイン語教材を取り扱っていないので、会話練習がレッスンのメインになることもある。

こんな人におすすめ

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…まとめ

スペイン語の会話上達法その②

① 現在は現在進行形で  Estoy + 現在分詞
② 過去は過去完了で   He + 過去分詞
③ 未来は動詞の不定形で Voy a + 不定形

現在・過去・未来の3つの公式で、今すぐに実践できる超簡単なスペイン語会話上達の裏技。

もちろんこれはスペイン語の入り口に過ぎず、最終的にはこれだけでは不十分。

でも、会話でいちばん大切なのは自分の言いたいことを相手に伝えること。

単語を並べるだけでも、なんとか相手に言いたいことは伝えることはできるかもしれないけど、せっかくスペイン語を学んでいるなら、まずはこの三つの時制をマスターしてみては。

今回はスペイン語の会話上達法その②を紹介させていただきました。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。