こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、今回はバルセロナ市内の地元っ子にも観光客にも人気のタパスバル Vinitus(ヴィニトゥス)を紹介しますね。
(※)2021年1月現在、スペイン国内ならびにカタルーニャ州バルセロナ市内では、新型コロナウイルスに対する制限措置が日和見的に取られているため、お店の営業時間や営業形態が記事内に記載しているものと異なる可能性があります。訪問される際は、お店のホームページなどで最新の営業時間を確認されることをおすすめします。
プロフィール
あのガウディ建築のカサ・バトリョから歩いて4分ほどの距離にあるタパスバルVinitus(ヴィニトゥス)。
高級ブランド店の建ち並ぶパッセジ・デ・グラシア通りと並行するランブラス・カタルーニャ通りを渡ったすぐのとこにあり、観光や買い物途中に立ち寄るのに便利。
このお店を含めてバルセロナ市内に、姉妹系列店が別の名前のタパスバルで計5軒あり、いずれのお店も大人気。
年中無休でしかもノンストップで深夜00:00(週末01:00)まで開いているので、バルセロナに夜到着したときや夜遅くに小腹がすいたときにおすすめ。
※新しくVinitusの二号店がRestaurant Vinitu Madrid -Barcelonaという名前で、カサ・バトリョから徒歩1分のところにもオープン。
二号店は一号店に比べると小さめだけど、料理の味も店員さんのサービスのクオリティーも同じで、連日大人気よ。
雰囲気

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店内は清潔で今流行りのオープンカウンターキッチン。
カウンターの前には新鮮な食材が陳列されていて、料理への期待がいっきに高まりますね。
ランチは、お昼の開店から13:00過ぎ頃までは空いているけど、その後は徐々に混んで来るわね。
ディナーは、スペイン人のディナータイム21:00近くに行くと、満席で待たされるかもしれないわよ。
夏場の観光シーズンや週末のディナータイムは、混んでいることが多いので、行列ができていることもしばしば。
夏場や週末の夜は混みやすいので、並びたくない人は、混む時間帯 (昼14時前後と夜21時半前後〜) を避けた方が無難。
日本人の場合、夕食は18:00〜20:00と早めのなので、比較的待たずに席へ通してもらえるかもしれないけど、ヨーロッパの他の国の観光客も夕食時間は意外と早いわね。
注意!このお店を含めてこちらのグループ店は全て予約は受け付けていないので、混んでいる時はお店で自分の名前と人数をリストに書くシステム。
店員さんがおおよその待ち時間を教えてくれ、順番が来たら名前を呼んで席に案内してくれるので、それまでレストランから離れても問題なし。
あるいは、地元の人のように店内のカウンターで現金払いで飲み物を注文し、飲みながら外で自分たちの順番を待っていると、店員さんが呼んでくれるから大丈夫。
家族連れや小グループならテーブルがおすすめだけど、お一人様やカップルなら断然カウンター席がおすすめね。
メニューチェック

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メニューは二種類あり、一つが定番メニューで、もう一つがその日のタパスメニュー。(料金は税金込みの価格)
メニューはそれぞれ、英語・スペイン語・カタルーニャ語で書かれていて、残念ながら日本語のメニューは今のところないわ。
店員さんはスペイン人というよりフィリピン系移民の人が多い印象で、みんな親切で英語ができるので、注文は英語でも大丈夫。
メニューを見る限り、全体的にどれもリーズナブルな価格設定で、飲み物別で一人あたり合計25€〜30€ぐらいが目安。
実食レポート
ここの料理はどれを頼んでもハズレがなくて、とても美味しいのよ。
その中から、今回実際に食べた人気メニューのいくつかを紹介しますね。
Huevos cabreados(フライドポテト、生ハム&目玉焼きのせ)

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にんにくの香りの効いたカリカリのフライドポテト、パリパリの卵の白身と半熟の黄身の甘さ、生ハムの塩っからさのそれぞれの味が絶妙に絡み合って、お酒が進む一品。
店員さんがそれらをフォークで一気に切り崩して、スプーンで混ぜていくちょっとしたパフォーマンスを見られるのが楽しいわね。
シンプルでとても美味しいんだけど、熱々のうちに食べるのが美味しく食べるコツ。
Bacalao al alioli de miel(タラのハニーガーリッククリームソースかけ)

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スペインでよく食べられる定番の白身魚のタラ。
そのタラの上にアリオリのクリームソースとはちみつをかけオーブンで焼いた一品。
にんにくの香りの効いた濃厚なクリームソースとはちみつのほのかな甘さが、淡白なタラをこれほどまでに素晴らしい料理に仕上げてくれるわ。
Croqueta (生ハムクリームコロッケ)

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どのタパスバルにもある、定番メニューのひとつCroqueta (コロッケ)。
濃厚な生クリームたっぷりのクリームソースの中に生ハムが入ったコロッケは、優しい味で、子供から大人まで人気のある一品。
チキン、イカ、生ハム、タラなど、お店によっていろんな食材を使ったコロッケがあって、どの味にするかいつも迷うわ。
Calçot 焼き長ネギとロメスコソース【冬季限定】

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バルセロナの冬の名物といえば、Calçot(カルソッツ)という焼き長ネギ。
長ネギが好きで、冬にバルセロナを訪れるならぜひ試して欲しいおすすめの一品。
お店によって若干違うけど、食べる前にまずは用意された紙エプロンとナイロン手袋を付けて、炭で焼かれた長ネギが出てくるまで待っているの。
熱々の長ネギが出されたら、手で外側を一枚剥いで、中の白い部分だけを取り出し、特製のロメスコソース(トマトとナッツベースのソース)につけて口の中へ流し込むのよ。
ネギの甘みとソースの香ばしさがマッチして何本でも食べられそうだけど、日本人ならポン酢をつけて食べたくなる味ね。
Camember cruje (揚げカマンベール)

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他のタパスレストランではあまり見かけない珍しい食べ物。
カマンベールチーズをクラッシュアーモンドでコーティングして揚げたものにベリーソースをかけた一品。
カマンベールチーズの塩気とベリーソースの甘みがお口の中で絡み合い、たまらなく美味しいけど、カロリー高めなので、ダイエット中の人は注意。
Mini Hamburguesa(ミニハンバーガーのピンチョス)

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トロトロのチーズと香ばしいお肉の味がマッチした、見た目も可愛い MINI HAMBURGUESA (ミニハンバーガー) 。
お肉の上にのっかった甘くキャラメライズした玉ねぎの濃い味付けが、お肉と最高のコンビネーションを生み出しているの。
ひと口サイズのミニハンバーガーは、お料理の締めとしては量的にもちょうどぴったり。
日本だと締めのラーメンってところね。
Torrijas(トリハス、スペイン版フレンチトースト)

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Torrijas(トリハス)は、砂糖とはちみつとシナモンで甘く味付けしたミルクに、パンと溶き卵をからめて揚げるスペインの伝統的なお菓子。
いわゆる、スペイン版フレンチトーストといったところ。
このお店のTorrijas(トリハス)は特別で、背が高く上にはパリパリの香ばしいカラメルがかかっていて、ナイフで割ると中はトロッとして、病みつきになる美味しさ。
バニラアイスが横にちょこっと添えられていれば、いうことなしなんだけどね。
お店情報

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店名 : Vinitus
住所 : Carrer del Consell de Cent, 333
最寄り駅 : メトロ L2(紫色)、L3(緑色)、L4(黄色)線 Passeig de Gracia駅より徒歩4分
営業時間 : 日曜日〜木曜日、正午12:00〜深夜00:00
. : 金曜日、土曜日、正午12:00〜深夜1:30
定休日 : なし
サイト : Vinitus
Googleマップ
店名 : Restaurant Vinitus Madrid-Barcelona
住所 : Carrer d’Arago, 282
最寄り駅 : 地下鉄L2、(紫色)、L3(緑色)、L4(黄色)線 Passeig de Gracia駅より徒歩1分
営業時間 : 日曜日〜木曜日、13:00~17:00、20:00〜深夜00:00
. : 金曜日、土曜日、13:00〜17:00、20:00〜深夜1:30
定休日 : なし
サイト : Restaurant Vinitus Madrid-Barcelona
Googleマップ
…まとめ
場所がら、バルセロナっ子だけでなく、観光客もたくさんやって来る、超人気のタパスバルVinitus(ヴィニトゥス)。
市内観光スポットのカサ・バトリョやショッピングエリアからも歩い行ける距離とアクセスもバツグン。
営業時間もオープンから閉店までノンストップで開いていて、時間を気にせず入れるので、とても使い勝手がいいわ。
オープン当初からずっと変わらないサービスと味のクオリティを保っているので、お店選びに迷ったら、間違いなくここをおすすめするのでぜひ試してみてね。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
