スペイン語

【初心者向け独学スペイン語シリー㉝】こんなに違う!?スペインと南米のスペイン語

Spanish

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「スペインで話されているのはスペイン語でしょ?メキシコやアルゼンチンで話されているのもスペイン語じゃないの?」
モニカ
モニカ
「もちろんどちらもスペイン語で間違いないわ。でも同じスペイン語でも不思議なくらい違うところがあるのよ。」

ということで、初心者向け独学スペイン語シリーズ㉝、スペインと南米のスペイン語の違いを詳しく紹介していきますね。

奥の深いスペイン語

Spanish
スペイン語はスペインを始めとする世界21カ国で公用語とされていることばよ。

一言にスペイン語と言っても、それぞれの国や地域で独自の進化を遂げた言語でもあるの。

なので、スペインのスペイン語と中南米のスペイン語は、時に別の言語かと思うくらい異なることがあるわ。

今回はそんな不思議なスペイン語の世界を3つの視点から解説していきますね。

国によってそんなに違う!?

Spanish
スペインの公用語は、言うまでもなくスペイン語(=カスティージャ語)。

スペイン語のことをスペイン語でEspañol(エスパニョール)と言うけど、Castellano(カスティジャーノ語)とも言うの。

このブログで紹介しているスペイン語はスペインのスペイン語。

なので、中南米諸国のスペイン語とは表現や発音・イントネーションが違う部分がたくさんあるわね。

中南米諸国ではスペイン語をEspañol(エスパニョール)とは呼ばずに、Castellano(カスティジャーノ語)と呼んでいるの。

中南米諸国で話されているスペイン語は、1492年のコロンブスが南米に到着したあとにもたらされたものなのよ。

したがって、もともとその地に住んでいた土着民のことばとまじりながら各国で独自に進化していったわけ。

そのためスペインのスペイン語とはまったく異なった表現や単語を使ったり、発音やイントネーションにおいても大きな違いが見られるわ。

だけど、意思の疎通にはまったく問題はないの。

例えば、スペイン人がメキシコやアルゼンチンに行っても、現地の人と普通に会話ができるわ。

たとえメキシコで使われている単語を知らなくても、同じことやモノをスペインのスペイン語で表現したとしても、彼らはそれを理解してくれるの。

アクセントとイントネーション

Spanish
アクセントとイントネーションはそれぞれの国にそれぞれの特徴があるわね。

ネイティブでないスペイン語の話者であっても、その人のスペイン語の話し方によってっ出身地が分かるものよ。

アルゼンチン、チリ、ペルー、メキシコ、コロンビアのスペイン語は特に特徴があって分かりやすいわ。

スペインでの映画はほぼ全てが吹き替え版で、字幕版というのはあまりないの。

このスペイン語の吹き替え技術というのは、世界でもトップクラスのレベルを誇るの。

ただし、その吹き替えのスペイン語がどこの国のスペイン語かというのが大事なポイントなのよ。

スペイン人やスペインのスペイン語に慣れた人が中南米のスペイン語で吹き替えられた映画を見ると意味は理解できるんだけど、どことなく違和感を感じたりすることがあるわ。

当然のことながら、その逆もまたしかりで、メキシコ人がスペインのスペイン語で吹き替えられた映画を見ると、やはり同じように違和感を覚えたりするようね。

だけど、中南米での映画はそれぞれの国で発音や話し方が違うので、国ごとに吹替版を作るのは大変だと思うわよね。

この問題に関しては、通常アメリカ映画などを吹き替える場合は、アメリカのヒスパニックの話すスペイン語で吹き替えられているのよ。

中南米の人にとってアメリカのヒスパニックのスペイン語のほうが、スペインのスペイン語よりも身近に感じるからなの。

言ってみれば、アメリカのヒスパニックのスペイン語は中南米におけるスペイン語の標準的な位置付けとなっているわけね。

だから、だいたい中南米のどこの国の人でも違和感なく聞くことができるの。

単語の違い

Spanish
単語レベルでまったく異なるものというものがたくさんあるわ。

例えば、TシャツのことをスペインではCamiseta(カミセタ)、メキシコではPlayera(プラジェラ)、アルゼンチンではRemera(レメラ)というの。

でも、たとえその単語の意味がわからなくても、文脈の前後から、なんとなく意味が分かったりするものよ。

ちなみに、スペインのスペイン語でPlayera(プラジェラ)はビーチサンダルのことなので、Tシャツということを知らなければ、分からないわ。

でも、分からなければ、それが何かを聞けばいいだけのことなので、大きな問題にはならないわね。

ほかにも、あるホテルのホームページで最寄り駅からホテルまでの道順をいくつかの国の言語で説明しているページがあったの。

そのスペイン語のページに、2ブロック先を左に曲がる…ということが書かれていて、2ブロックを2cuadras(ドス・クアドラス)と書かれていたわ。

これを見たとき、これを翻訳したのは中南米の翻訳者だと気づいた人は流石!

というのも、スペインのスペイン語では何ブロックというとき、manzana(マンサナ)と言ってcuadra(クアドラ)という単語は絶対使わないわね。

スペインのスペイン語でcuadra(クアドラ)は馬小屋のことなので、ブロック「区画」ということを知らなければ、これも分からないわ。

スペイン人がこれを見れば、最寄りの駅から二つ馬小屋を過ぎたところを左に曲がる…と思っても無理ないわね、

日本でよく見かけるスペイン語のひとつに、入場券・切符の意味でboleto(ボレト)があるけど、これは中南米のスペイン語。

スペインのスペイン語では入場券・切符はbillete(ビジェッテ)というの。

これは恐らく日本に住むスペイン人は、中南米からの移民が多いからじゃないかしら。

そう考えると、billete(ビジェッテ)よりboleto(ボレト)を使うほうが、彼らにはより親切よね。

どちらが正しいかとか、どちらが正確な表現なのかという問題ではなく、これこそがスペイン語の多様性を表す顕著な例ね。

スペイン語のスピーキング練習

DMM
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…まとめ

とても奥の深いスペイン語の世界。

① 国によって特徴がある
② アクセント・イントネーションの違い
③ 単語の違い

今回はこんなに違うスペインと南米のスペイン語ということで、不思議なスペイン語の世界を3つの視点から紹介させていただきました。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。