こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、初心者向けスペイン語シリーズ⑭、9色の名前を使ったスペイン語の表現を紹介しますね。
スペイン語で色の名前
それでは普段スペイン語の中でよく使われているいろいろな色【9色】の名前を使った決り文句を紹介していきますね。
Rojo「ロホ」【赤色】
Ponerse rojo「ポネールセ・ロホ」という表現で、なにか恥ずかしいことで顔が赤くなるという意味。
日本語でも恥ずかしいと顔が真っ赤になるのと同じね。
Números rojos「ヌメロス・ロホス」というのは日本語の赤字を意味する口語。
スペイン語にはdéficit=欠損という赤字の意味の正式な単語もあるけど、口語のほうがよく使われるわね。
Blanco「ブランコ」【白色】
Quedarse en blanco「ケダルセ・エン・ブランコ」という表現で、頭の中が真っ白になるという意味。
日本語と同じで、スピーチをしているときに突然頭の中が真っ白になってしまったて、何を言えばいいかわからなくなってしまったときに使うフレーズ。
Pasar la noche en blanco「パサール・ラ・ノチェ・エン・ブランコ」という表現で、夜眠れずに過ごすという意味。
勉強や仕事で徹夜して夜を過ごすという意味ではなくて、心配事や考え事で夜寝つけない、眠れないという意味のときに使われるフレーズ。
例えば、Ayer pasé la noche en blanco.(昨日は夜全然眠れなかった)といった感じで使うの。
Negro「ネグロ」【黒色】
Ponerse negro「ポネールセ・ネグロ」という表現で、激怒するという意味。
日本語だと、激怒するというと真っ赤になるイメージをするけど、スペインの場合は、赤を通り越して真っ黒になるイメージね。
Dinero negro「ディネーロ・ネグロ」というのは日本語の裏金、非合法的な資金のこと。
日本ではよく闇資金って言われ、黒=闇とどこか共通するところがあるわね。
Azul「アスル」【青色】
Tener sangre azul「テネール・サングレ・アスル」という表現で、直訳すると青い血を持つ、つまり貴族の生まれ、名門の出身という意味。
なぜ青い血が貴族なのかと言うと、白くて透き通った肌は労働に従事しない支配階級の象徴とされてきたの。
貴族の中の貴婦人たちは、自分たちの肌の白さをさらに際立たせるために、青いインクで静脈を書いていたのよ。
そこから青い血というのが貴族を意味するようになったわけ。
ちなみに、スペインの有名な洋服のブランド「ZARA」は(ザラ)ではなく(サラ)というのがスペイン語の正しい読み方なのよ。
Príncipe azul 「プリンシペ・アスル」という、直訳すると青の王子様、つまり理想の男性という意味。
日本語だと、白馬に乗った王子様といったところね。
Amarillo「アマリージョ」【黄色】
Prensa amarilla「ペンサ・アマリージャ」という、直訳すると黄色い雑誌、つまりゴッシプ雑誌のこと。
スペイン人は、ゴシップ好き、うわさ好き、おしゃべり好きだか、もちろんPrensa amarillaも大好きよ。
Marrón「マロン」【茶色】
Comerse un marrón「コメルセ・ウン・マロン」という表現で、なにか難しい局面や問題でひどい目にあうという意味。
日本語の貧乏くじを引くというのがこの表現にピッタリね。
ちなみに、スペイン語では目の色が茶色いはmarrónではなく、castaño(栗色)という言い方をするのよ。
でも、クリを使った有名な甘いお菓子はMarrón glasé(マロン・グラッセ)であって、Castaño glasé(カスターニョ・グラッセ)じゃないのよ。
Rosa「ローサ」【ピンク】
Novela rosa「ノベラ・ローサ」という、直訳するとピンクの小説、つまり恋愛小説のこと。
日本だとピンクの小説というとワイセツなポルノ小説を連想しがちだけど、スペイン語では愛の物語を語った小説のことなので勘違いしないようにね。
Verde「ベルデ」【緑】
Poner verde「ポネール・ベルデ」という表現で、直訳すると緑色になる、つまり誰かの悪口を言うという意味。
例えば、Ellos te pusieron verde.(彼らがあなたの悪口を言っていたわよ)のように使われるわ。
Estar verde「エスタール・ベルデ」という表現で、なにかがまだ準備不足、あるいはまだレベルが未熟の状態を指す意味。
例えば、El negocio está aún verde.(商売はまだ未熟だ=まだ始まったばかりだ)のように使われるの。
ちなみに、日本だと信号の青信号は「青(azul)」だけど、スペイン語では「緑(verde)」なので間違えないようにね。
Morado「モハド」【紫色】
Ponerse morado「ポネールセ・モラード」という表現で、直訳すると紫色になる、つまりお腹いっぱいという意味。
ただご飯を食べてお腹が一杯になったというよりも、食べ過ぎたというときによく使うフレーズね。
例えば、Se puso morado en la fiesta.(彼はパーティーでたらふく食べ過ぎた)というように使うわ。
スペイン語のスピーキング練習
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…まとめ
スペイン語で、色の名前を使った表現のいろいろ。
Rojo【赤色】Ponerse rojo, Números rojos
Blanco【白色】Pasar la noche en blanco, Quedarse en blanco
Negro【黒色】Ponerse negro, Dinero negro
Azul【青色】Príncipe azul, Tener sangre azul
Amarillo【黄色】Prensa amarilla
Marrón【茶色】Comerse un marrón
Rosa【ピンク】Novela rosa
Verde【緑】Estar verde, Poner verde
Morado【紫色】Ponerse morado
以上の色の名前を使った表現のしかたを紹介させていただきました。
日本語で同じ色で表現するものもあれば違う色で表現するものもあったりとなかなか面白いわね。
どれも一気に全部覚えようとすると大変なので、何度も口に出して、自然と口に出てくるようになるまで繰り返し声にだして言うのが大事ですね。
今は難しい文法のことは考えずに、繰り返し口にして覚えちゃってくださいね。
次回は、猫を使った表現を紹介しますね。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。