こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、今回はスペイン旅行で使える別れのあいさつを紹介しますね。
別れのあいさつ
スペイン語のいちばん有名な別れのあいさつ「アディオス」ということばを街中、空港、レストラン、あるいは映画のワンシーンなど、どこかで耳にしたことがあるんじゃない?
でもこの「アディオス」、日常生活ではあまり使われることはないの。
その代わり、スペイン語にはほんとにたくさんのあいさつのしかたがあるわ。
その中でもとくによく使われる11種類の別れのあいさつを紹介していきますね。
Adiós「アディオス」

「さようなら」という意味。
普段はあまり使わない表現だけど、全く使わないというわけでもないの。
本来は、A Dios 「ア・ディオス」(神様の元へ)からきていることばで、なんだか永遠の
別れのように聞こえる感じを受けるわ。
日本語でもわざわざ「さようなら」といういい方をあまりしないのと同じ意味合い。
でも、スペイン語でも大人が小さな子供に「アディオス」と手を振りながらあえて使うこともあるの。
日本の幼稚園でも先生が子供たちに対して「みなさん、さようなら」とあいさしているのを耳にするでしょ、それと同じよ。
Hasta luego「アスタ・ルエゴ」

とてもよく使う表現で、「またあとで」という意味。
ほとんどどんな場面でもよく使われる、とても便利な表現。
hasta「アスタ」というのは、〜までという意味で、luego「ルエゴ」というのは、あとでという意味。
このhastaに続くことばを入れかえることで、いろいろな種類のあいさつに早変わりするのよ。
例えば、hastaのあとに、ahora「アオラ」(今)をつけて、Hasta ahora 「アスタ・アオラ」(またすぐ会いましょう)という意味。
これは、友だちとこれから授業で別れるけど、授業が終わったらまた会うことがわかってる場合などに使うわね。
あるいは、誰かに用事をたのまれて、いったん席を離れるけど、またすぐに戻ってくるようなときにも使われるわね。
hastaのあとに、pronto「プロント」(すぐに)をつけて、Hasta pronto「アスタ・プロント」(またのちほど)という意味。
こちらはhasta ahoraよりはもう少し間隔のひらいた時間のまたのちほどという意味合いがあるわ。
hastaのあとに、mañana「マニャーナ」(明日)をつけて、Hasta mañana「アスタ・マニャーナ」(またあした)という意味。
hastaのあとに、la próxima「ラ・プロクシマ」(次の機会)をつけて、hasta la próxima「アスタ・ラ・プロクシマ」(次の機会まで)という意味。
さらに、hastaのあとに、曜日を付けて、(〜曜日にね)というふうにもいうことができるの。
例えば、el Lunes 「エル・ルネス」(月曜日)をつけて、hasta el Lunes 「アスタ・エル・ルネス」(月曜日にね)という具合にね。
Hasta la vista「アスタ・ラ・ビスタ」

「さようなら」という意味の別れの表現。
映画「ターミネーター」のセリフで有名になったあいさつ表現。
映画の中ではさらっと使われているけど、日常生活の中ではあまり使われない「さようなら」の表現ね。
余談になるけど、スペインでは外国映画は、字幕ではなくて吹き替えが主流。
これはスペインの独裁政権時代、検閲のために外国映画を字幕ではなく吹き替えにしたのが始まり。
当時はすべての外国映画が吹き替えられていたのよ。
そのなごりで、今でもスペインではほとんどの外国映画がほぼ全て吹き替えになっているの。
日本人の感覚からすると、えーっ吹き替えって思うかも知れないけど、スペインの吹き替えは世界トップレベル。
なので、一流の吹き替えの声優になると、役者と同じくらいのギャラを貰うともいわれているの。
日本の外国映画の吹き替えの声優と同じように、スペインも有名なハリウッドスターの声優は大体決まっていて、声を聞けばすぐ分かるぐらい有名。
Nos vemos「ノス・べモス」

普段からよく使われる「また会いましょう」という意味の表現の一つ。
verse 「ベルセ」(会う)という意味の動詞の活用形で、私たちがお互いまた会う(→また会いましょう)という意味の別れのあいさつ。
Me voy「メ・ボイ」

こちらもよく使われる「もう行くね」という意味の表現。
irse「イルセ」(立ち去る)という意味の動詞の活用形で、私はもう行きます(→もう行くね)という意味の別れのあいさつ。
スペイン人の別れぎわは、何かとやたら長くて、とくにグループなんかだと、なかなか別れのあいさつが終わらないのよ。
別れぎわのあいさつがあまりにも長々続くと、しびれを切らした誰かが、もう行くよという意味でMe voy「メ・ボイ」というのを耳にするわ。
でも、Me voy「メ・ボイ」と言っても、上手く立ち去るタイミングがつかめず、ずるずる話が続くこともあるの。
そんなときは、Me voy「メ・ボイ」に動詞のirをつけて、Me voy a ir「メ・ボイ・ア・イール」(本当に行くからね)と言うこともあるの。
それでも、なかなか解放してくれないときもある恐るべしスペイン人パワー。
そのばあい、さらに動詞のirの現在進行形をつけて、Me voy a ir yendo「メ・ボイ・ア・イール・イェンド」(もう本当に、本当に行くからね)と言うの。
一つの短い文の中に、ir(行く)という動詞がvoy(活用形) ir(原形) yetndo(現在分詞)と三回も出てくる珍しい表現ね。
Ciao「チャオ」(またね)

イタリア語のあいさつCiaoからきている「じゃあね」「またね」という意味のあいさつ。
スペインでも、よく電話の会話の最後にCiao, Ciaoと二回くりかえしているのをよく耳にするわ。
Ciaoと一回でもいいんだけど、ゴロがいいので、Ciao, Ciaoとくりかえしていることが多いわね。
軽い感じの別れのあいさつとしてよく使われるわ。
Que tengas un buen día「ケ・テンガス・ウン・ブエン・ディア」

「良い一日を」という意味で、お店やレストランを立ち去るとき、タクシーを降りるときなどによく使われる表現。
もしこのように相手から言われたら、かんたんにIgualmente「イグアルメンテ」(あなたもね)と返せば完ぺき。
最後のdía(一日)を、fin de semana(週末)におきかえて、Que tengas un buen find de semana「ケ・テンガス・ウン・ブエン・フィン・デ・セマーナ」(良い週末を)ということもできるわ。
また、長いので、Buen fin de「ブエン・フィン・デ」と省略して使うことも多いわね。
この表現は、金曜日の午後なんかによく耳にすることばよ。
Que te vaya bien 「ケ・テ・バヤ・ビエン」

なにかが「うまく行きますように」という意味で使う表現。
ニュアンスとしては「がんばって」という感じね。
とくに相手がこれからなにかにチャレンジしようとしていることを知っているとき、別れぎわに使われることが多いわ。
Que descanses「ケ・デスカンセス」

直訳すると「ゆっくり休んでね」という意味で、「おやすみ」「おやすみなさい」に当たるあいさつ。
これからまさに寝るというときだけでなく、夜誰かに会ったときの別れぎわ、夜に電話を切るときのあいさつとしてもよく使われるわ。
Recuerdos a tu familia「レクウェルドス・ア・トゥ・ファミリア」

「ご家族によろしくね」という意味で使われる表現。
その家族との関係がそれほど近くないばあいは、Recuerdos a tu familia「レクウェルドス・ア・トゥ・ファミリア」でOK。
逆に、その家族との関係がとても近いばあいは、Recuerdos a la familia「レクウェルドス・ア・ラ・ファミリア」といえば、そのニュアンスが感じられるわ。
また、Recuerdos aのあとをよろしくを伝えたい人に変えるだけで、誰々によろしくという表現にできます。
例えば、Recuerdos a tu madre 「レクウェルドス・ア・トゥ・マードレ」(きみのお母さんによろしく)と使えるわ。
あるいは、Recuerdos a todos 「レクウェルドス・ア・トドス」(みなさんによろしく)となります。
Saluda a tus padres「サルーダ・ア・トゥス・パードレス」
「ご両親によろしくね」という感じの意味の別れのあいさつ。
これもとてもよく使われる一般的な表現。
こちらも、Recuerdos aと同様、Saluda aのあとをよろしくを伝えたい人に変えるだけで、誰々によろしくという表現にできます。
文の最後にde mi parte 「デ・ミ・パルテ」(私から)とつけ加えて、Saluda a tus padres de mi parte「サルーダ・ア・トゥス・パードレス・デ・ミ・パルテ」(両親に私からよろしくね)と強調した表現にもできるわ。
スペイン語のスピーキング練習
せっかく覚えたスペイン語のあいさつも使わないと忘れてしまいますよね。
そんなときおすすめなのがDMM英会話のスペイン語レッスン。
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スペイン語圏出身の講師を選べばスペイン語の会話のレッスンが可能。
しかもいろいろな国のスペイン語に触れられるので、国ごとの異なるアクセントになれることもできるの。
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② スペイン語教材を取り扱っていないので、会話練習がレッスンのメインになることもある。
こんな人におすすめ
スペイン語の文法や読み書きの練習など、自分自身で独学でもできる部分は本やブログ、YouTubeなどで勉強。
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…まとめ
スペイン人が毎日の生活の中でよく使う別れのあいさつ。
① Adiós「アディオス」(さようなら)
② Hasta lueo「アスタ・ルエゴ」(またあとで)
③ Hasta la vista「アスタ・ラ・ビスタ」(さようなら)
④ Nos vemos「ノス・べーモス」(また会いましょう)
⑤ Me voy「メ・ボイ」(もう行くね!)
⑥ Ciao「チャオ」(またね)
⑦ Que tengas un buen día「ケ・テンガス・ウン・ブエン・ディア」(良い一日を)
⑧ Que te vaya bien 「ケ・テ・バヤ・ビエン」(がんばって!)
⑨ Que descanses「ケ・デスカンセス」(おやすみ)
⑩ Recuerdos a tu familia「レクウェルドス・ア・トゥ・ファミリア」(ご家族によろしく)
⑪ Saluda a tus padres 「サルーダ・ア・トゥス・パードレス」(ご両親によろしく)
スペイン語の11種類の別れのあいさつを紹介させていただきました。
今は難しい文法のことは考えずに、繰り返し(とくに青字)口にして覚えちゃってくださいね。
次回は、あいさつ第4弾「おやすみなさい」編を紹介しますね。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
