こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、初心者向けスペイン語シリーズ⑦、感謝の表現ありがとうとどういたしましての言いかたを紹介しますね。
スペイン語でありがとう
スペイン語でありがとうは「グラシアス」。
誰もが一度は耳にしたことがあるかもしれないことばね。
実際スペイン語を使って生活していると、毎日のように使われる「ありがとう」という意味のグラシアス。
そのグラシアスに微妙な変化をつけた表現で感謝の気持ちを述べることもたくさんあるの。
まずはグラシアスを使ったありがとうのよく使われる5つの表現を紹介しますね。
Gracias. 「グラシアス」
![Gracias](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/Gracias--640x360.jpg)
王道のなかの王道の表現「ありがとう」。
好意・上品さ・面白さ・恵みといった意味を表すgracia「グラシア」の複数形。
とにかくこれさえ知っていれば、まず困ることのない感謝をあらわすことばね。
Muchas gracias. 「ムーチャス・グラシアス」
![muchas gracias](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/muchas-gracias-640x360.jpg)
「ありがとう」がさらに強まった「どうもありがとう」という意味の表現。
「たくさんの」という意味のmuchasがつくことでたくさんの感謝という意味になって、単なるGraciasよりもさらに感謝の気持が強まるの。
スペイン南部のアンダルシア地方なんかだと、Muchas graciasの両方の最後のsの発音が消えて、「ムーシャ・グラシア」と聞こえたりもするわね。
Muchísimas gracias.「ムチシマス・グラシアス」
![muchisimas gracias](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/muchisimas-gracias-640x360.jpg)
「どうもありがとう」がさらに高まった「本当にどうもありがとう」という意味の表現。
Muchísimasはmuchasの最上級の形で、muchasよりもさらに上のという意味が加わっているの。
決して大げさな表現ではなくて、日常生活でよく使われる表現よ。
Mil gracias. 「ミル・グラシアス」
Un millón de gracias.「ウン・ミリオン・デ・グラシアス」
![1000 gracias](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/1000-gracias-640x360.jpg)
直訳すると「1,000のありがとう」、「1,000,000のありがとう」とGraciasの1,000倍、Graciasの1,000,000倍という意味。
日本語にすれば「どうもありがとう」、「本当にどうもありがとう」がしっくりするかな。
面白いのは1,000のありがとうの次は、10,000でも100,000でもなく、いっきに1,000,000まで飛ぶってこと。
ただし、これらはどちらもくだけた言いかたになるので、ビジネスやフォーマルなシーンではあまり使われることはないわ。
Gracias por todo. 「グラシアス・ポル・トド」
![gracias por todo](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/gracias-por-todo--640x360.jpg)
「いろいろとありがとう」という意味の決まった言い回しの文句。
文法的にはGraciasのあとのpor〜に続けて感謝の理由やことがらをつけ加えて言うことができるの。
todoはすべてのという意味で、いろいろやってくれたすべてのことに対してありがとうという意味になるの。
とてもよく使われる表現なので、このまま覚えてしまうのがベストね。
また、このporをaにかえて、todoのあとにsを付け加えてGracia a todos「グラシアス・ア・トドス」とすると、みなさんありがとうという意味になるの。
スペイン語でどういたしまして
次に、スペイン語で「ありがとう」といわれたとき、とっさにどうやって返せばいいか。
日本語の「どういたしまして」に当たる表現がスペイン語にはとてもたくさんあるの。
ここでは日常生活でよく耳にする「どういたしまして」の9つの表現を紹介しますね。
De nada. 「デ・ナダ」
![de nada](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/de-nada-640x360.jpg)
「どういたしまして」という意味のいちばん一般的で基本的な表現。
カジュアルなシーンだけでなくフォーマルなシーンでも、誰に対しても使えるとても便利な言い方。
とにかくこれさえ知っていれば、まず困ることのない言葉ね。
No es nada. 「ノ・エス・ナダ」
![no es nada](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/no-es-nada-640x360.png)
「何てことないですよ」というニュアンスの意味で使われる「どういたしまして」。
nadaというのは何もない・いいえという意味。
自分がしたことに対して何もないですよという謙虚な「どういたしまして」ね。
Nada nada.「ナダ・ナダ」
![nada de nada](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/nada-de-nada-640x360.png)
「いえ、いえ」という感じのくだけた表現の「どういたしまして」。
Nada de nadaというときは、手を払いのけるようなジェスチャーとともに使われることが多いわね。
Gracias a ti. 「グラシアス・ア・ティ」
Gracias a usted「グラシアス・ア・ ウステ」
![gracias a ti](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/gracias-a-ti-640x360.jpg)
直訳すると「あなたにありがとう」という意味で、日本語にするなら「こちらこそ」に当たる表現。
もっと短く、Graciasといわれたら、A ti「ア・ティ」とだけ返してもぜんぜん大丈夫。
フォーマルなシーンなら、A ti「ア・ティ」の部分をA usted「ア・ウステ」と変えてGracias a ustedや、短くA ustedと応用できるわ。
No hay de qué. 「ノ・アイ・デ・ケ」
![no hay de que](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/no-hay-de-que-640x360.jpg)
正確に言うとNo hay de qué dar las gracias.「ノ・アイ・デ・ケ・ダル・ラス・グラシアス」の省略形。
直訳すると「ありがとうを言う必要はありません」の意味を表す「どういたしまして」の表現。
とてもフォーマルな表現なので、友だちどうしのあいだで使うには少しかたい表現ね。
No se (lo) merecen. 「ノ・セ・(ロ)・メレセン」
![no se merece](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/no-se-merece-640x360.jpg)
「感謝には値しませんよ」という意味を込めた謙遜の「どういたしまして」という表現。
No se lo merecen.「ノ・セ・ロ・メレセン」という人もいるわね。
No te preocupes. 「ノ・テ・プレオクぺス」
![no te preocupes](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/no-te-preocupes-640x360.jpg)
直訳すると「心配しないで」、「気にしないで」という意味の「どういたしまして」の言いかた。
これはとてもカジュアルな表現なので、フォーマルなシーンでは使われることはないわね。
Es un placer. (un placer)「エス・ウン・プラセール」
![es un placer](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/03/es-un-placer-640x360.jpg)
直訳すると「それは私の喜びです」という意味からくる「どういたしまして」の表現。
短くして、Un placer「ウン・プラセール」だけでも「どういたしまして」の意味で使われることもあるわ。
Para eso estamos.「パラ・エソ・エスタモス」
![un placer](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/un-placer-640x360.jpg)
直訳すると「そのために私たちがいます」という意味。
これはホテルやレストランのスタッフがお客さんに対して使う表現。
お客さんが言った「ありがとう」に対して、スタッフが「そのサービスを提供するために私たちがいるんですよ」という感じの意味を込めた「どういたしまして」の言いかたね。
スペイン語のスピーキング練習
![DMM](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/DMM-548x360.png)
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…まとめ
スペイン語で、ありがとうと感謝を述べるときの表現。
① Gracias. 「グラシアス」
② Muchas gracias. 「ムーチャス・グラシアス」
③ Muchísimas gracias.「ムチシマス・グラシアス」
④ Mil gracias. 「ミル・グラシアス」Un millón de gracias.「ウン・ミリオン・デ・グラシアス」
⑤ Gracias por todo. 「グラシアス・ポル・トド」
そして、ありがとうに対して返すときの、どういたしましての表現。
① De nada. 「デ・ナダ」
② No es nada. 「ノ・エス・ナダ」
③ Nada nada.「ナダ・ナダ」
④ Gracias a ti. (A ti). 「グラシアス・ア・ティ」
⑤ No hay de qué. 「ノ・アイ・デ・ケ」
⑥ No se merecen. 「ノ・セ・メレセン」
⑦ No te preocupes. 「ノ・テ・プレオクベス」
⑧ Es un placer. (un placer)「エス・ウン・プラセール」
⑨ Para eso estamos.「パラ・エソ・エスタモス」
スペイン語のよく使われる5つの「ありがとう」と9つの「どういたしまして」を紹介させていただきました。
どれも全部覚えようとすると大変なので、こういう言い方もあるんだと知っているだけでも、実際に聞いたときに、スペイン語への理解が深まるわよ。
今は難しい文法のことは考えずに、繰り返し口にして覚えちゃってくださいね。
次回は、すみませんの表現を紹介しますね。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
![](https://www.blog-monika.com/wp-content/uploads/2021/02/perdon-10-320x180.jpg?v=1614420483)