こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、今回はチョコレートを扱うお店が集まる旧市街にある小さな路地、別名チョコレート通りとそこに並ぶおすすめカフェを紹介しますね。
(※)2021年1月現在、スペイン国内ならびにカタルーニャ州バルセロナ市内では、新型コロナウイルスに対する制限措置が日和見的に取られているため、各店舗の営業時間や営業形態が記事内に記載しているものと異なる可能性があります。訪問される際は、各店舗のホームページなどで最新の営業時間を確認されることをおすすめします。
チョコレート通りって?
バルセロナ旧市街・ゴシック地区の一角にあるピー教会Iglesia del Pi、その正面広場から延びる小さな路地Petritxol(ペトリチョル)通り。
幅わずか3m、長さ130mほどのこの小さな路地に、チョコレートを扱うお店が集まっているの(といっても、三軒だけなんだけどね)。
地元バルセロナの人達からは別名「チョコレート通り」とも呼ばれているわ。
また、この通りの壁にはタイルの表札や小さなマリア像が壁に埋め込まれていたりと、旧市街でも興味深いスポットの一つ。
「本当にこんなところに?」と一瞬不安になりそうだけど、少し歩き出せば左右に魅力的なお店が並んでいて、不思議な世界に迷い込んだような気にさせてくれるわ。
チョコレート通りのチュロスカフェ
Petritxol(ペトリチョル)通りにある三軒の老舗カフェ、Granja Dulcinea、Petritxol-Xocoa、Granja La Pallaresaが毎日地元のお客さんや観光客を相手にしのぎを削っているわね。
Granja Dulcinea(グランハ・ドゥルシネア)
ピー教会の広場から路地Petritxol(ペトリチョル)通りに入って右手すぐのところにあるのが、1941年創業の老舗カフェGranja Dulcinea(グランハ・ドゥルシネア)。
お店の名前の由来はドン・キホーテが憧れる想像上のお姫様Dulcinea(ドゥルシネア)の名前から取ったもの。
雰囲気
通りにはカタルーニャ語で描かれた、タイル画のアウカ(絵による物語)が飾ってあったり、昔ながらのレトロ感いっぱいの素敵なエントランス。
エントランス同様、店内も当時の面影をそのまま残していて、とても上品で落ち着いた感じ。
床のタイルの模様もお店の雰囲気を演出してくれているわ。
低い天井の奥には二階席があって、こじんまりしているけど、とても清潔感があるわね。
実食レポート
チュロスは揚げ菓子だれど、意外とあっさりしていてサクサクと食べやすいのよ。
一緒に頼んだ濃厚なXOCOLATA(ショコラータ)に浸けて食べれば、ちょうど良い感じ。
本場スペインのXOCOLATA(ショコラータ)は、日本では想像できないくらい濃厚。
飲み物というより、ポタージュスープやお汁粉に近いくらいのこってりしているわ。
さすが、カカオ豆がヨーロッパに初めて伝わった国だけのことはあるわね。
XOCOLATA(ショコラータ)は冷めると流れ出なくなるほどこってりするので、熱いうちにサクサクのチュロスと一緒に食べてしまうのが、美味しく食べるコツ。
Petritxol-Xocoa(ペトリチョル・チョコア)
Petritxol(ペトリチョル)通りから更に80mほど進んだ先左手にあるのが、通りの名前をそのまま屋号にした Petritxol-Xocoa(ペトリチョル・チョコア)。
Petritxol通りの中では一番新しくできたお店だけど、人気も急上昇中。
ここはカフェだけでなく手作りチョコレートの販売もしているので、おみやげ選びにはちょうどいいわね。
雰囲気
明るいお店の前に並ぶチョコレートやクッキーのディスプレイに惹かれて中に入ると、思ったより意外と小さく感じる菓子売り場。
でも、商品の種類は豊富にそろっているので何を選ぶか迷ってしまうくらい。
お店の奥にも広いカフェスペースがあり、XOCOLATA(ショコラータ)やXURROS(チュロス)、さらには手作りのケーキも味わえるわ。
観光途中に少し休憩するにはおすすめのスポットね。
実食レポート
店内のカフェではXOCOLATA(ショコラータ)やXURROS(チュロス)が楽しめるわ。
また、店内で販売している、お店の味を再現できる粉末ココアを買って、自宅で試してみるのもおすすめよ。
商品紹介
おすすめは地元特産ナッツがたっぷり入ったのRompepiños(ロンペピーニョス)というお店のオリジナルチョコレート。
細長く砕いたアーモンドに、カラメルを加えチョコレートで固めたもの。
ミルクとダークチョコの二種類あり、カリッとした歯ごたえがあって満足感120%!
お店では、詰め合わせてラッピングもしてくれるので、プレゼントにもピッタリ。
変わったところでは、お部屋の雰囲気を甘〜く演出してくれるチョコレートのお香や、蝋燭なんかもあり、おみやげに面白そうね。
Granja La Pallaresa(グランハ・ラ・パジャレサ)
Petritxol-Xocoa(ペトリチョル・ショコア)の右隣りにあるのが、1947年創業の老舗チュロスカフェ、Granja La Pallaresa(グランハ・ラ・パジャレサ)。
もともとは牛乳屋さんの一族が始めたお店なのよ。
日本だけでなく世界中のガイドブックに紹介されていて、バルセロナでチュロスといえばこのお店のことで、数あるチュロスカフェの中でも一番の繁盛店。
午前10:30頃にお店に到着したときは、お店の前に既に行列ができることもあるほどの人気。
雰囲気
お店の中は地元のおばさん達でいつも一杯で活気に満ち、どちらかといえば庶民的な感じ。
おまけに観光客も結構やって来るけど、お店の回転も良く人の出入りが多く慌ただしい雰囲気ね。
店内は良くいえばシンプル、悪くいえば奥行きの深い空間に、テーブルと椅子を詰め込めるだけ詰め、無造作に並べただけの印象。
でも、バルセロナのチュロスカフェといえば、このお店が一番人気なのは、疑いの余地なし。
実食レポート
お店でも頼むものといえば、XOCOLATA(ショコラータ)とXURROS(チュロス)が定番。
だけど、今回は生クリームが山盛りに乗ったChocolata Suiso(チョコラテ・スイソ)を注文。
もともと牛乳屋さんであったためか、美味しい生クリームをたっぷり使ったデザートがお得意。
見た目はいかにも重そうに見えるけど、ヨーロッパの生クリームは口どけが良くて軽いので、まったく気にならないわ。
XOCOLATA(ショコラータ)は、日本人が思うほど、それほど甘くはないわ。
まずは、揚げたてを砂糖だけ付けてでパクリ、お次は、生クリームを付けてパクリ、最後は、チョコをつけてパクリ。
揚げたてのチュロスは、外はサクサク、中はもっちりで、いくらでも食べられる感じね。
お店情報
店名 : Granja Dulcinea(グランハ・ドゥルシネア)
住所 : Calle de Petrtixol, 2
最寄り駅 : 地下鉄L3線(緑色)Liceu駅より徒歩3分
営業時間 : 月曜日〜日曜日、9:00〜13:00、17:00〜21:00
定休日 : なし
サイト : Granja Dulcinea
Googleマップ
店名 : Petritxol-Xocoa(ペトリチョル・ショコア)
住所 : Calle de Petrtixol, 11
最寄り駅 : 地下鉄L3線(緑色)Liceu駅より徒歩3分
営業時間 : 月曜日〜日曜日、10:00〜21:00
定休日 : 12月26日午前のみ
サイト : Petritxol-Xocoa
Googleマップ
店名 : Granja La Pallaresa(グランハ・ラ・パジャレサ)
住所 : Calle de Petrtixol, 11
最寄り駅 : 地下鉄L3線(緑色)Liceu駅より徒歩3分
営業時間 : 月曜日〜土曜日:9:00〜13:00,16:00〜21:00/日曜日:9:00〜13:00,17:00〜21:00
定休日 : なし
サイト : Granja La Pallaresa
Googleマップ
…まとめ
地元バルセロナの人にチョコレート通りと呼ばれているPetritxol(ペトリチョル)に並ぶおすすめのチュロスカフェ三軒を紹介しました。
バルセロナの街中にもチュロスを出すカフェが増えたけど、その多くが作り置きや買ってきたものを電子レンジでチンしたもの。
なので、そのようなカフェで食べるチュロスの味は論外。
チュロスを一番美味しく食べるコツは、揚げてを時間を置かずに食べるかどうかに尽きるわ😉
これから寒くなってくると、たまに食べたくなるスペイン人のソウルフード的な揚げ菓子をぜひ味わってみてくださいね😋
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。