こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、初心者向けスペイン語シリーズ⑮、猫を使ったスペイン語の表現を紹介しますね。
- スペイン人と動物
- Me han dado gato por liebre.「メ・アン・ダド・ガト・ポル・リエブレ」
- Aquí hay gato encerrado.「アキ・アイ・ガト・エンセラード」
- Estamos jugando al gato y al ratón.「エスタモス・フガンド・アル・ガト・イ・アル・ラトン」
- Se llevó el gato al agua.「セ・ジェボ・エル・ガト・アル・アグア」
- Hay cuatro gatos.「アイ・クアトロ・ガトス」
- De noche todos los gatos son pardos.「デ・ノチェ・トドス・ロス・ガトス・ソン・パルドス」
- Quién le pone el cascabel al gato?「キエン・レ・ポネ・エル・カスカベル・アル・ガト?」
- スペイン語のスピーキング練習
- …まとめ
スペイン人と動物
スペイン人も動物が大好きで、猫や犬を飼っている人はたくさんいるわ。
そんな背景もあってか、スペイン語の表現には、猫や犬を使った言いまわしがたくさんあるの。
猫はスペイン語でgatoと言うけど、これはオス猫のことでメス猫のことはgataと言うの。
今回は猫を使った表現を7つ紹介していきますね。
Me han dado gato por liebre.「メ・アン・ダド・ガト・ポル・リエブレ」
「だまされた、いいものと偽って悪いものをつかまされた」という意味の表現。
スペインでは昔からうさぎの肉は一般的に食用とされているの。
家庭料理にもうさぎを使ったものがとても多くて、味はたんぱくで、結構鶏肉に似た感じの味。
そのスペインでも猫の肉は食べないので、食用として価値のあるうさぎの肉の代わりに猫の肉をつかまされたという言い方をするの。
そこから転じて、質の悪いものをつかまされることをいうときにこの表現が使われるわ。
Aquí hay gato encerrado.「アキ・アイ・ガト・エンセラード」
「これはどうも怪しい」という意味の表現。
どうもなにかが怪しいと疑っている場合などによく使われるわ。
例えば、En este asunto hay gato encerrado.
「エン・エステ・アスント・アイ・ガト・エンセラード」(この話には裏がある。)のように使うの。
Estamos jugando al gato y al ratón.「エスタモス・フガンド・アル・ガト・イ・アル・ラトン」
「意見が一致しない、解決策が見つからない」という意味の表現。
ずっと追いかけっこをしているというような状態で、結論が一向に見つからないようなときに使われたりするわ。
Se llevó el gato al agua.「セ・ジェボ・エル・ガト・アル・アグア」
「何かを手に入れた、何かに成功した」という意味の表現。
猫は一般に水嫌いで知られているので、その猫を水辺に連れて行くことに成功したというところから来ているの。
Hay cuatro gatos.「アイ・クアトロ・ガトス」
「人が少ない」という意味の表現。
これは人手がまばらなことをあらわす言い方で、日常的にもよく使われる表現ね。
De noche todos los gatos son pardos.「デ・ノチェ・トドス・ロス・ガトス・ソン・パルドス」
「夜には欠点がすべて隠れる」という意味の表現。
薄暗いはっきりしない環境の中では、物事の区別がつきにくい事を言うときに使われる表現。
日本のことわざに、「夜目遠目笠の内」というのがあるわね。
夜の暗がりで見るとき、遠くから見るとき、笠の下からちらりと見えるとき、女性は一番美しく見えるものだと少し意味合いが違うかな。
Quién le pone el cascabel al gato?「キエン・レ・ポネ・エル・カスカベル・アル・ガト?」
「誰がその偉業を成し遂げるのかが問題だ」という意味の表現。
スペインの16世紀の有名な劇作家、ロペ・デ・ベガの子供向けの物語「ネズミたち」の中に出てくる逸話からでてきた言いまわし。
ある家の台所にネズミたちが住んでいました。
その家には一匹の猫も住んでいました。
猫は感覚がとても鋭くて、しかも音も立てずにねずみたちに近づくので、ネズミたちはいつ猫に襲われやしないかとビクビクしながら暮らしていました。
このままではだめだとねずみたちは会議を開くことにしました。
どうすれば猫の脅威におびえずに、快適に暮らすことができるのか、白熱した議論が飛び交いました。
そこであるネズミが、猫の首に鈴をつければ、猫がやって来たときに、音ですぐわかるとすばらしいアイデアを出したのです。
それは名案だと、ネズミたちはそのアイデアに沸き立ちました。
そこで別のネズミが、それは名案だ、で、一体誰が猫の首に鈴をつけるんだ???…
この「ネズミたち」の話の中にはたくさんの教訓が盛り込まれているのよ。
① 団結することの大切さ
② いいアイデアを生み出すことの大切さ
③ そのアイデアを実行に移すことの大切さ
という3つの教えを説いているの。
スペイン語のスピーキング練習
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…まとめ
スペイン語で、猫を使った表現のいろいろ。
Me han dado gato por liebre.
Aquí hay gato encerrado.
Estamos jugando al gato y al ratón.
Se llevó el gato al agua.
Hay cuatro gatos.
De noche todos los gatos son pardos.
Quién le pone el cascabel al gato?
以上、猫を使った7つの表現を紹介させていただきました。
どれも一気に全部覚えようとすると大変なので、スペイン語では猫を使ったこういう表現もあるんだということを知ってもらえたら嬉しいです。
次回は、犬を使った表現を紹介しますね。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。