スペイン語

【初心者向け独学スペイン語シリーズ㉙】スペインで本当に信じられている迷信【5選】

こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。

Hさん
Hさん
「日本にも古くから伝わる迷信で、今でも信じられているものってたくさんあるわよね。スペインってどうなのかしら?」
モニカ
モニカ
「もちろん、スペインにも古くから伝わる迷信で、今でも本当に信じられているものって意外とあるのよ。」

ということで、初心者向けスペイン語シリーズ㉙、スペインで本当に信じられている迷信を紹介しますね。

日本の迷信 

Superstition
日本にある迷信といえば、雷がなったらおへそを隠す、夜に爪を切ると親の死に目に会えない、食べてすぐ寝ると牛になるなどなど色々ありますね。

このような日本の迷信をスペイン人に紹介すると、結構おどろかれたり面白がられたりするのよ。

特に、食べてすぐ寝ると牛になるという迷信を聞いて、牛になりたいと思うスペイン人は多くて、さすがシエスタ(お昼寝)の国だなと思わされるわね。

スペインの迷信

Superstition
そのスペインにも、日本人の私達からすると、えっ、それなんで?というような迷信がいくつもあるわ。

あまり信心深くない人もなんとなく習慣に従ってそうしているというケースが多いように感じられるわね。

今回はそうしたスペインで信じられている迷信を5つ紹介していきますね。

13日の火曜日

Superstition
13日の金曜日が縁起が悪いというのは、日本人の間でもよく知られていること。

13という数字を忌み嫌う風習はキリスト今日の国にたくさんあって、スペインもその国の一つ。

ただ、スペインの場合は金曜日ではなく火曜日が縁起が悪いとされているのよ。

なぜ13が縁起が悪い数字かと言うと、キリストの最後の晩餐に由来しているの。

キリストと12人の使徒=13人の最後の晩餐でキリストが今夜この中のひとりが裏切ったと予言。

その裏切り者のユダが着いたのが13番目の席だったことからなの。

もともとスペインはキリスト教の国で、信仰心の厚い薄いは別としても、現在も国民の7割以上がキリスト今日というデータがあるわ。

いまでこそ、その割合は下がってきているけれど、1970年代のスペイン独裁政権が終わり、民主化移行期には、国民の99%がカトリックだったのよ。

たとえミサに行かなくなったとしても、文化的・習慣的にキリスト教の行事を行うスペイン人は多くいるわ。

ちょうど、日本における仏教のあり方に少し似ているところがあるわね。

なので、スペインでは夕食時に13人が同じテーブルにつくことをとても嫌がる人もいるの。

その時はもうひとり誘って14人にするか、一つのテーブルを二つのテーブルに分けるとかするわ。

それ以外にも、13階がなかったり、13の着く部屋番号がなかったりするホテルもあるわね。

もちろん飛行機の座席も13列目であっても、一つ飛ばしてそこは14列目と数えられるのよ。

13の話が少し長くなったけど、じゃあなぜ火曜日が縁起が悪い曜日なの?

スペイン語では月曜日から日曜日までのすべての曜日がローマ神話の神に捧げられているの。

スペイン語で火曜日はMartes(マルテス)と言って、この火曜日にあたるのがローマ神話の神Marte(マルテ)なの。

このMarteは戦争や戦いを司る神であるため、火曜日は災いをもたらす曜日という考えが定着していったわけ。

スペインの有名なことわざに、En trece y martes ni te cases ni te embarques(エン・トレセ・イ・マルテス・ニ・テ・カセス・ニ・テ・エンバルケス)があって、

意味は「13日の火曜日には、結婚してはダメ出し、船に乗ってもダメ」と、13日の火曜日をとにかく避ける傾向があるわね。

余談だけど、高所恐怖症や閉所恐怖症があるように、13日の火曜日恐怖症の人のことをスペイン語で、

parasecevedecatriafobia(パラセベデカトリアフォビア)という舌を何度もかみそうな長い単語があるのよ。

塩をこぼすと友情が壊れる

Superstition
古代から塩には聖なる力が宿るものと考えられていたの。

塩につけた食べ物が腐らないということから、塩は腐らないもの・腐らせないものという考えがあったから。

塩をこぼすと友情が壊れるというのはそこに由来しているのよ。

塩を入れている容器が倒れて、塩がテーブルの上にこぼれると友情が腐る・壊れると信じられているの。

もし食事の時塩の容器が倒れて、塩がこぼれてしまったら、すぐにそのこぼれた塩をつまんで、左肩にかければだいじょうぶ、。

そうすれば悪運が遠ざかる、すなわち友情が壊れることはないと考えられているの。

塩がこぼれたときに、塩を左肩にかけずにいると、友人だと思っていた人にだまされたり、裏切られたりして、関係が悪化すると信じられているので注意してね。

壁に立てかけられたはしごの下をくぐると悪運を引き寄せる

Superstition
この迷信の由来は定かではないんだけど、一つの説は地面と壁とはしごのあいだにできる三角形に由来しているわ。

キリスト教ではこの三角形があの世の入り口と考えられているの。

この三角形の下をくぐるってしまうと、あの世に行ってしまうと考えられていたのが起源。

もう一つの説は、はしごは絞首刑の死刑執行人が登るものというイメージがあったことから、死を連想させるという言い伝えからきているわ。

朝左足からベッドを降りると悪いことがある?

Superstition
キリスト教では左は不吉なものと考えられているわ。

「左の」を意味するスペイン語、Siniestro(シニエストロ)は、「不吉な」、「縁起の悪い」という意味もあるの。

ふだん迷信を信じない人でも、誰か起源の悪い人を見かけたとき、あの人は今朝きっと左足からベッドを降りて一日をはじめたに違いないと言ったりするのを見るわね。

あるいは何をやってもうまく行かないような日は、Hoy me he levantado con el pie izquierdo. (オイ・メ・エ・レバンタード・コン・エル・ピエ・イスキエルド)「今日は左足から起きてしまった」と言ったりもするわね。

木をさわる

Superstition
誰かに何か悪いことが起きたという話を聞いたとき、自分に同じことが怒らないようにと願って、すぐに木を探してそれに触れるの。

木は生えている木でなくても良く、木製のものならテーブルや椅子といった家具や飾り物や置物など何でも大丈夫よ。
もし周りを見て木でできたものが何もない場合、そんなときは自分の頭をポンポンと叩いている人を見かけることもあるわ。

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…まとめ

スペインで本当に信じられている迷信【5選】。

① 13日の火曜日
② 塩をこぼすと友情が壊れる
③ 壁に立てかけられたはしごの下をくぐると悪運を引き寄せる
④ 朝左足からベッドを降りると悪いことがある
⑤ 木をさわる

日本語にも昔から伝わる迷信がたくさんあるのと同様、スペインにもいろいろな迷信があり、それを信じているスペイン人も多くいるわね。

今回はそうした今でもスペインで本当に信じられている迷信を5つ紹介させていただきました。

最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。