こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、今回はスペイン語ってどんな言語なのかを詳しく解説していきますね。
スペイン語ってどんな言語?

Ethnologueに記された言語に関する統計によると、スペイン語は英語、中国語に次ぐ世界第3の言語。
スペイン語は、2022年現在、世界21カ国の公用語とされていて、5億7千万人以上の人が母語としているの。
この数は年々増え続け、このままいくと、2050年にはスペイン語話者は9億人に達するとも予想されているの。
日本語は99%日本でしか使えないけれど、スペイン語が話せるようになると、一気にスペインを含む21カ国の人々と分かりあえることができるわ。
その21カ国というのは以下の国々。
ヨーロッパ
スペイン、*アンドラ公国(公用語はカタルーニャ語)
北中米
メキシコ、コスタリカ、グアテマラ、エルサルバドル、パナマ、ホンジュラス、ニカラグア
カリブ海地域
キューバ、ドミニカ共和国、*プエルトリコ(米国自治連邦区)
南米
コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ
アフリカ
赤道ギニア、サハラ・アラブ民主共和国(1975年まで、スペイン領)
スペインのスペイン語 vs ラテンアメリカのスペイン語

実はスペインで話されれいるスペイン語とラテンアメリカの国々で話されているスペイン語は全く同じものではないの。
もちろん、表現や単語レベルで若干の違いがあるのも事実。
とはいえ、スペインのスペイン語でラテンアメリカの国々の人に話しかけても100%理解してもらえるし、相手のいっていることも問題なく理解できるわ。
日本なら、東京の人が関西の人の言っていることを理解できるのと同じようなものね。
アメリカにおけるスペイン語

スペイン語の浸透力は驚くほど伸びていて、アメリカ(北米)でもスペイン語を話す人・話せる人の割合が年々増えているわ。
今ではアメリカの人口の17%、5,700万人が第二言語話者としてスペイン語を話しているの。
実際、ニューメキシコ州ではスペイン語が事実上の公用語的な存在となっているわ。
さらにラテン系アメリカ人比率の高いカリフォルニア州、フロリダ州、テキサス州でもスペイン語が第二言語として定着しつつあるのよ。
これらの州では日常生活レベルでスペイン語が話されているのを肌で感じることができるほど。
日本人が英語を第一外国語として学ぶように、アメリカ人はスペイン語を第一外国語として学ぶケースが多いの。
日本人にとってかんたんな聞き取りと発音

スペイン語の母音は「A E I O U」の5つだけで、日本語の「アイウエオ」と全く同じ。
日本人が苦手なBとVの発音の違いはなく、全てBの発音でOK。
スペイン語の発音で気をつけなければいけないのは、たったの二つだけ。
1つ目は、R、RRの発音の違い。
例えば、PELO(髪の毛) PERO(しかし) PERRO(犬)と、日本語のカタカナで書くとどれも同じ「ペロ」。
発音のしかたの違いで意味が変わってっくるの。
2つ目は、S、Cの発音の違い。
例えば、COSER(縫う)、COCER(煮る・茹でる)と、日本語のカタカナで書くとどちらも同じ「コセール」。
こちらも発音のしかたの違いで意味が変わってくるの。
英語の発音のように発音で頭を悩ませることはほとんどないのよ。
読めない単語がない!

スペイン語の単語はすべてローマ字読みでOKなので、日本人にとって読めないスペイン語の単語はないのよ。
初めて見る単語でも、どんなに難しい単語でもローマ字で発音すればほとんど大丈夫。
ただ一つだけ気をつけるべき発音のルールがあって、それはHは発音しないということ。
単語の中にHが書かれていても発音はしないのよ。
例えば、HOTEL(ホテル)は“ホテル”ではなく、“オテル”と発音するの。
スペイン語だけの特徴(Ñ、¿ー?、¡ー!)

スペイン語だけに使われているÑ(エニェ)の文字。
日本語のニャ、ニィ、ニュ、ニェ、ニョの発音に近い音。
例えば、ESPAÑA(スペイン)、ESPAÑOL(スペイン語)、MAÑANA(明日)、AÑO(年)、UÑA(つめ)、NIÑO(男の子)、NIÑA(女の子)など。
回数の水温が上昇する現象、EL NIÑO(エル・ニーニョ)なんかもそうね。
疑問文につける?(クエスチョンマーク)は文の最後にだけでなく頭にもつけ、さらに文頭の?は逆さま¿にするのよ。
同じように感嘆文につける!(ビックリマーク)も文の最後にだけでなく頭にもつけ、さらに文頭の!は逆さま¡にするのよ。
【豆知識】
特殊文字をスマホで打つには?
スペイン語のキーボードをインストールする方法よりも、英語のキーボードがあれば大丈夫。
N、?、!、それぞれの文字を長押しすれば、Ñ、¿、¡が現れるので、そちらを選べばOK。
その他の特徴

スペイン語の全ての名詞は、男性・女性の性別に分類されるわ。
人間や動物のようにもともと男性・女性、オス・メスがあるものは想像しやすいわね。
でも、それだけではなくて、ありとあらゆるものに男性・女性の性別が振り分けられているのがやっかいなところ。
これは理屈では説明できないので、基本的に一つずつ覚えていくしかないけど、とっておきのルールや秘策もあるのよ。
英語と同じようにスペイン語にも冠詞があってTHEのような定冠詞、A(AN)のような不定冠詞があり、それらが男性形・女性形に分かれているの。
ここでも鍵となるのは、やはり男性名詞と女性名詞の区別がつけられるようになることね。
115種類ある動詞の活用!

単数形 / 一人称:私、二人称:君、三人称:彼・彼女・あなた
複数形 / 一人称:私たち、二人称:君たち、三人称:彼たち・彼女たち・あなたたち
…のこれら6種類で活用。
活用の方法は、大きく分けて直接法・接続法の2種類。
それぞれの、
直接法 /
現在形・現在完了、線過去・過去完了、点過去・直前過去、未来・未来完了、可能・可能完了
接続法 /
現在形・現在完了、過去RA形・過去SE形、過去完了RA形・過去完了SE形、未来・未来完了
そして、命令形(自分への命令形はないので5種類)
最後に、現在分詞・過去分詞
これらをすべて合わせると115種類の活用になるの!!!
でも心配しなくても大丈夫。
会話で使われる活用には、現在では使われない活用もあるので、全てを覚える必要は全くないわ。
しかも一部の不規則活用の動詞を除けば、いったん慣れてしまえば、考えることなくパターンで活用できるようになるわよ。
解決策
ことばは完ぺきな文法を学ぶためにあるわけではないの。
人とコミュニケーションをはかるためにあるものだということ。
だから、初めから完ぺきを求めなくても大丈夫。
誰かと会話がしたいという気持ちさえあれば、必ず通じるので大丈夫。
そのとっておきの秘策というのが…、
動詞の不定形(辞書にのっている活用していない原形)だけで文が作れる。
〜しようという意味で、Vamos a〜「バモス・ア〜」のあとに、
Vamos a beber「〜べベール」(なにか飲もう!)Vamos a comer「〜コメール」(ご飯食べよう!) Vamos a dormir「〜ドルミール」(もう寝よう!)Vamos a salir「〜サリール」(出かけよう!)といった具合。
あるいは自分がこれから〜するという意味で、Voy a〜「ボイ・ア〜」のあとに、
Voy a leer「〜レエール」(本を読みます)Voy a esturiar「〜エストゥディアール」(勉強します) Voy a conducir「〜コンドゥシール」(運転します)といった具合。
うしろに動詞の不定形をつけるだけで、簡単に文が作れるわね。
さらに、過去のことや未来のことを伝えたいときは、
動詞の不定形の前にmañana「マニャーナ」=(明日)、ayer「アイエール」=(昨日)といった単語をつけるだけで大丈夫。
当のスペイン人がこれで言いたいことは分かるといっているんだから安心して大丈夫。
ただし、ここからスペイン語を少しでも学んでいきたいという人は、ここでくじけず少しずつ勉強していきましょう。
スペイン語のスピーキング練習

せっかく覚えたスペイン語も使わないと忘れてしまいますよね。
そんなときおすすめなのがDMM英会話のスペイン語レッスン。
DMM 英会話っていうけど、英語だけじゃなく128カ国6,500人以上の講師が在籍。
スペイン語圏出身の講師を選べばスペイン語の会話のレッスンが可能。
しかもいろいろな国のスペイン語に触れられるので、国ごとの異なるアクセントになれることもできるの。
メリット
① 24時間365日、いつでも好きなときにレッスンを受けられる。
② レッスンを受けたい時間の15分前まで予約可能、30分前ならキャンセル可能。
③ 毎日レッスンができるので、学習時間が圧倒的に多くなる。
④ レッスン料がダントツに安い。(25分あたり210円とコーヒー1杯以下の値段!)
⑤ 無料で25分の体験レッスンを2回(合計50分)試すことができる。
⑥ 必要なら、当然英会話の練習もできる。
デメリット
① 英語のレッスンを目的に集められた講師なので、スペイン語を話せても、専門的な部分に対応できない可能性もある。
② スペイン語教材を取り扱っていないので、会話練習がレッスンのメインになることもある。
こんな人におすすめ
スペイン語の文法や読み書きの練習など、自分自身で独学でもできる部分は本やブログ、YouTubeなどで勉強。
会話の部分は、DMM英会話を使ってスピーキング力を鍛えていく。
\今なら25分の体験レッスンが2回無料!/
…まとめ
スペイン語ってどんな言語かっていうと…、
世界21カ国で5億人以上の母語。
日本人にとっては聞き取り、発音がかんたん。
ローマ字読みでOKなので、読めない単語がない。
独自の特殊文字、N、?、!がある。
すべての名詞に男性名詞、女性名詞、冠詞がある。
動詞の活用が115種類ある。
くじけなくても、超簡単な解決策もある。
スペイン語ってどんな言語ということで詳しく解説させていただきました。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
