こんにちは、バルセロナ在住10年目になるモニカ通信のモニカです。
ということで、今回はバルセロナで本場バスクのピンチョスが食べられる、スペイン人お墨付きのピンチョスバル Taktika Berri(タクティカ・ベッリ)を紹介しますね。
(※)2021年1月現在、スペイン国内ならびにカタルーニャ州バルセロナ市内では、新型コロナウイルスに対する制限措置が日和見的に取られているため、お店の営業時間や営業形態が記事内に記載しているものと異なる可能性があります。訪問される際は、お店のホームページなどで最新の営業時間を確認されることをおすすめします。
プロフィール
スペイン北部バスク地方のおつまみ系タパス料理といえば、ピンチョス。
ピンチョスは小さく切ったパンの上にいろんな具をのせて、それを串(ピンチョ)で留めたもの、それがピンチョスの語源の由来。
バルセロナにも25年以上前から、ピンチョス専門店ができ始め、今では市内のいたるところで見かけるようになったわ。
Taktika Berri(タクティカ・ベッリ)は1995年オープンの老舗ピンチョスバル。
高級ブランド店の建ち並ぶパッセジ・デ・グラシア通り、ガウディ建築のカサ・バトリョから、歩いて10分ほどのところにあるの。
サンセバスチャン出身の家族が営むお店だけあって、バルセロナにいながら本場バスク料理が味わえると大人気。
有名人やバルサの選手も、バスク料理が食べたくなったら、お忍びでやってくるのよ。
アクセスがあまり良くないにもかかわらず、オープン前に既に行列ができるピンチョスバルといえばバルセロナではここぐらいね。
雰囲気
店内に入ってまず目に入るのは、ピンチョスが並べられたL字型の長いカウンター。
奥にあるのは、魚・肉などのバスク料理をゆっくり楽しむためのテーブル席。
市内中心の観光スポットから少し離れているので、ほとんど観光客は見かけないわ。
いつも年配層を中心とした舌の肥えた地元の人達で賑わっているわね。
長いカウンターの前のガラスのショーケースに並べられているのはいろんな種類の冷たいピンチョス。
オープンしてしばらくすると、作りたての温かいピンチョスが奥のキッチンから運ばれてくるの。
でも、気に入ったものがあれば早く取らないと、すぐなくなってしまうわよ。
メニューチェック
ピンチョスは冷たいもの温かいもの、どれも一つ1.70€と他のピンチョスバルに比べると、とてもリーズナブル。
ピンチョスバルといっても、ここはバスク料理のレストランでもあるのよ。
ピンチョス以外の料理が気になる人は、その他のレストランメニュー➡こちらへ
レストランメニューのおすすめは、なんといってもチュレトン(お肉のステーキ)!
実食レポート
まずは、飲み物から。
ビールでもワインでも良いんだけど、せっかくなのでバスク地方ならではの飲み物が良いわね。
毎年1月のこの時期はシードルの初飲みの始まる頃なので、まずはシードル(りんごの発泡酒)で乾杯!
バスク地方のシードラ醸造所の作り方紹介動画はこちらへ⬇
ピンチョスは食べたい商品が目の前に並んでいるので、言葉がわからなくても好きなものをお皿に取るだけだから、簡単よね。
参考➡初心者でも簡単にできる!失敗しないスペインバルでの注文の仕方 – モニカ通信
カウンター席に並んでいる主なおすすめピンチョスはこんな感じ…
① 焼き野菜のエスカリバーダとアンチョビ
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② お店の一押しの一つ、パプリカの練り物
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③ マヨネーズ系の練り物はお好みで選ぶのが良いかも…
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④ タラのトルティーヤの他にポテトのトルティーヤもあり
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⑤ 定番のタラのフライの上に野菜のマリネ乗せ
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⑥ メンチカツの様な薄切り豚ヒレ肉のフライにピーマン乗せ
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⑦ 血入り、米入りソーセージのモルシーヨは好みが分かれるわね
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⑧ 箸休めにはちょうどいいギイディーヤというししとうとオリーブとアンチョビのコンビネーションはお漬物的存在
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⑨クリーム系コロッケは揚げたてアツアツが美味しいわね。
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⑩バスク地方の名物ソーセージはプリッとしていて歯ごたえ十分
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⑪カマンベールチーズ揚げにジャムのトッピングはクセになる味
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⑫定番中の定番生ハムのピンチョスは試すべき
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⑬バカラオ(タラ)の魚卵乗せは塩味が聞いていてお酒が進むわ
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⑭茹でたむきエビとマヨネーズのコンビネーションにハズレはなし
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⑮ビネガーの効いたイワシの上に野菜のトッピングは〆鯖みたいな存在
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ピンチョスの種類は全部で20種類ほど。
具材の下のフランスパンが結構ボリュームがあるので、一人で食べる個数としては5~10個ぐらいがちょうどいいわね。
おすすめの食べ方は、開店と同時に入店して、カウンターの大皿に並べられた冷たい系のピンチョスから何個かつまむこと。
そのあと暖かいピンチョスが店の奥から出てきたら、そこからまた何個かつまむのがベストな食べ方ね。

(画像をクリックすると、別の画像が飛び出します。)
【お昼限定のお肉のステーキ(チュレトン)】
ランチにガッツリ食べたいという人は、チュレトンというお肉のステーキがおすすめ。
オードブルがわりに、ピンチョスを数個、次に魚介類のあさり蒸しを食べ、最後はメインのチュレトンという食べ方も「通」な感じね。
お会計
ピンチョスバルのお会計はどこのお店も独特。
食べたピンチョスに刺さっているつまようじの本数を数えて、その本数分を支払うの。
飲んだドリンクは店員さんがしっかり付けていないこともあるので、何を何杯飲んだかは自己申告。
チップについては、特に置く必要はないけど、もし置くなら一人1€で充分。
お店情報
住所 : Carrer de València, 169, 08011 Barcelona
最寄り駅 : 地下鉄L2(紫色)L3(緑色)L4(黄色)線 Passeig de Gracia駅より徒歩10分
営業時間 : 月曜日〜金曜日、13:00~16:00、20:30~23:00
. : 土曜日、13:00~16:00
定休日 : 日曜日
サイト : Takita Berri
Googleマップ
…まとめ
市内中心部からのアクセスがよくないにもかかわらず、いつも賑わっている老舗ピンチョスバル。
地元のお客さんがひっきりなしにやって来ることを見れば、味は保証済み。
唯一カウンターにいる店員さんは、お世辞にも愛想が良いとはいえず、サービスは必要最低限。
日本人旅行者からすると、サービスはよくない部類に入るかも知れないわ。
所詮、ピンチョスでシンプルな食べ物だけど、ここのはどれも味がしっかりしていて、どれを食べても間違いなし。
ピンチョスとドリンクだけなら一人15〜20€ほどで充分満足できるお店なので、バルセロナ旅行中、わざわざ足を運んで見る価値はあるわね😉
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
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