こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、初心者向けスペイン語シリーズ㊲、スペインでやっちゃだめな、食事でのマナー違反7つを紹介しますね。
郷に入れば郷に従え
以前のブログでスペインではNG!7つのマナーを紹介させていただきました。
今回はそのなかでも食事に関連する、やってはいけないマナー違反7つを紹介していきますね。
レストランでワインを自分で注ぐ
レストランなどでボトルでワインを注文したとき、ワインをグラスに注ぐのは基本的に、ウェイター・ウェイトレスの役割。
高級なレストランでは、グラスが空きかけたら、かれらがすばやく注ぎに来てくれるわ。
もし気づいてもらえない場合は、ウェイター・ウェイトレスに合図をして、ワインを注いでもらうのが正しい振る舞い方よ。
手酌をするのはあまりスマートではないし、品の良い行為ではないので注意が必要ね。
とは言うものの、安いレストランやバルなんかでは、自分たちで手酌している多くのスペイン人をみかけるわね。
塩を手渡しする
以前のブログ、スペインで本当に信じられている迷信【5選】の中でも紹介させていただいたように、スペイン人は塩にはなにか魔力のようなものがあると信じているもの。
ざっくり言うと、テーブルに置かれた塩の入った小瓶が倒れて塩がテーブルにこぼれてしまうと、友情が壊れてしまうというもの。
食事のときに、塩の入った小瓶が自分の席から少し遠くのところにあり、誰かが取ってくれても、直接受け取るのはNG。
一旦テーブルに置いたものを、改めて手に取るというのが正しいやり方なの。
最近では、それを知らないあるいは気にしないスペイン人も多いわね。
水で乾杯する
食事を始めるまえの乾杯のとき、自分はお酒を飲まない・飲めないという人は、グラスにお水が注いであることが多いわね。
ただし、この水の入ったグラスで一緒に乾杯をするのは、スペインではマナー違反よ。
迷信的なところもあるけど、悪運を呼び寄せてしまうと考えているスペイン人も多く、水で乾杯すると、なかには露骨に嫌な顔をする人もいるわ。
この場合の対処法としては、
乾杯用にグラスに少しだけワインを注いでもらう
乾杯するときに声だけあわせて乾杯する
のいずれかの方法がおすすめ。
これにはいくつかのローカルのルールもあり、炭酸水ならOKとかレモンのスライスが入っていればOKとかいろいろあるみたい。
ただし、なかにはこれらのローカル・ルールを認めない人もいるので、一番大事なのは、その場の雰囲気を壊さないように心がけることね。
生ハムをフォークで食べる
生ハムの原木から切りたての生ハムが出されることの多いスペインのレストラン。
生ハムはスペインでも高級な食材として位置付けされているわ。
この生ハムがテーブルに出されたら、お皿からフォークで取るのではなく、直接手でつまんで取るのがスペイン流の正しい食べ方。
行儀の悪い食べ方だと思う日本人もいるかも知れないけど、ここは郷に入っては郷に従え、ぜひ手でつまんで生ハムの味を堪能してみて!
通の人いわく、つまむときの指の体温で、生ハムのサシのところの部分の脂が少し溶けて、よりジューシーな味わいが楽しめるとのことよ。
日本でも、回転寿司でなく、きちんとしたお寿司屋さんのカウンターで出されつ握りたてのお寿司はフォークではなく直接手でつまんで食べるのと同じことね。
音を立ててスープを飲む・熱いスープをフーフーして冷ます
日本ではスープは音を立てて食べるのが美味しい食べ方、熱いスープはフーフーして冷ますのがあたりまえ。
反対に、海外では音を立ててスープを飲むことがマナー違反だと知っている日本人も最近ではずいぶんと増えてきているわね。
例にもれず、スペインもスープを音を立てて飲むのを嫌がる国の一つよ。
もう一つ注意しないといけないのが、日本では熱いスープを無意識にフーフーと息をかけて冷ますけど、これもスペインではかなり大きなNG。
じゃあ熱いスープが出てきたときにどうするのかというと、ずばりそのまま放置して冷めるのを待つのが正しい食べ方。
なかには、スプーンを熱いスープに入れて放置したまま、冷めるのを待っているスペイン人を多く見かけるわ。
スープの中にスプーンを入れたまま放置するなんて、一見マナー違反のように見えるけど、スペインでは全然NGじゃないのね。
建物なかで喫煙する
昔はレストラン・バル、カフェテリアなど、どんなところでもタバコを吸うことができたスペイン。
食事をしながらタバコを楽しんでいるスペイン人もたくさんいたわ。
そのスペインでも2006年頃から分煙の条例が出始め、その後2011年頃から屋内での喫煙が完全禁止となったの。
テラス席を設けているレストラン・バルやカフェでは、その席での喫煙は可能だけど、基本的に飲食店もオフィスも喫煙所以外での喫煙はNG。
たとえ個人事業主で、自分のオフィスであっても、屋内の職場での喫煙は罰金の対象となるので十分注意が必要。
その一方で、道を歩きながらの歩きタバコは禁止されていないので、スペイン人が日本に来ると、条例などで歩きタバコが禁止されているのを知って驚くことが多いわね。
同じ火で3本のタバコに火を付ける
まわりに喫煙者がたくさんいて、一緒にタバコ休憩をするとき、誰かがライターで火を点ける場合、その火をもらうことがあるわね。
そこには暗黙のルールがあって、二人までは同じ火でタバコに火を点けてもOKだけど、三人目のタバコに同じ火で火を点けるのは嫌がれるの。
これは昔、戦時中、兵士が夜タバコに火をすを吸うためマッチに火を点け、順番に仲間の兵士に火を回しているあいだ、三人目が撃たれて亡くなってしまったという話から来ているの。
今ではたばこを吸うのにマッチを使う人はほとんどいないけど、それがライターであってもおなじこと。
三人目が同じ火でタバコに火を点けると、三人目がなくなるという迷信を信じている人もいるわ。
スペイン語のスピーキング練習
そんなときおすすめなのがDMM英会話のスペイン語レッスン。
DMM英会話っていうけど、英語だけじゃなく128カ国6,500人以上の講師が在籍。
スペイン語圏出身の講師を選べばスペイン語の会話のレッスンが可能。
しかもいろいろな国のスペイン語に触れられるので、国ごとの異なるアクセントになれることもできるの。
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② スペイン語教材を取り扱っていないので、会話練習がレッスンのメインになることもある。
こんな人におすすめ
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…まとめ
スペインでは、やっちゃだめな食事に関する7つのマナー違反。
① レストランでワインを自分で注ぐ
② 塩を手渡しする
③ 水で乾杯する
④ 生ハムをフォークで食べる
⑤ 音を立ててスープを飲む・熱いスープをフーフーして冷ます
⑥ 建物なかで喫煙する
⑦ 同じ火で3本のタバコに火を点ける
まあ、食事に関するものでも、マナー違反と言うより、スペインと日本の文化の違いからくるものも多いわね。
でも、これらのことは、スペインでの食事のとき、できれば避けたほうがスムーズに事の運ぶ大事なことばかりよ。
今回はスペインでの、食事に関するNGなマナー違反7つを紹介させていただきました。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。