こんにちは、バルセロナ在住10年目のモニカ通信のモニカです。
ということで、初心者向けスペイン語シリーズ⑯、犬を使ったスペイン語の表現を紹介しますね。
スペイン人と動物
スペイン人も動物が大好きで、犬や猫を飼っている人はたくさんいるわ。
そんな背景もあってか、スペイン語の表現には、前回の猫を使った言いまわしだけでなく犬を使った言いまわしもたくさんあるの。
スペイン語で猫はオス猫をgato、メス猫をgataと性別によって区別したように、犬もオス犬をperro、メス犬をperraと性別によって区別して言うの。
日本人からすると、オスであれメスであれ犬は犬なんだけど、スペイン語ではオス・メスの区別があるため、ちょっとめんどくさいわね。
道で犬を連れている人を見かけて、
その犬が可愛いなら、bonito(ボニート)【オス】、bonita(ボニータ)【メス】、
その犬がかっこいいなら、guapo(グアポ)【オス】、guapa(グアパ)【メス】、
その犬が美しいなら、precioso(プレシオーソ)【オス】、preciosa(プレシオーサ)【メス】、
と性別ごとに全て言い方が違うので、どうしようもないわね。
こういうときスペイン人はどうしているかというと、まずあいさつとして、Qué es,
perro o perra?(ケ・エス・ペロ・オ・ペラ)「オス犬それともメス犬?」と聞いたりするわね。
今回は犬を使った表現7つを紹介していきますね。
Como el perro y el gato.「コモ・エル・ペロ・イ・エル・ガト」
そこから転じて、「仲の悪いこと」を意味する表現。
日本語では「犬猿の仲」って言うけど、ここスペインでは「犬猫の仲」って言うのよ。
例えば、Ellos están siempre como el perro y el gato.「エジョス・エスタン・シエンプレ・コモ・エル・ペロ・イ・エル・ガト」(彼らはいつも犬と猫の仲だよね)のように使うの。
Perro viejo.「ペロ・ビエホ」
そこから転じて、「何でもよく知っている人」のことを指す意味の表現。
viejo=古い・年老いたという意味で、年老いている分色々な経験があって、物知りであるということ、そして,だますのが難しいという意味でも使われるの。
A otro perro con ese hueso.「ア・オトロ・ペロ・コン・エセ・ウエソ」
そこから転じて、「私はだまされないよ」という意味の表現。
つまり、ese ueso=その骨(うまい話)は(私にではなく)otro perro=別の犬(別な人)に(あげてちょうだい)と云う意味になるの。
これは、私はあなたの(言っている)ことを信じなわよというときに使われるの。
自分がだまされないように、かなり疑心暗鬼になっている様子が表現されているわね。
Día de perros.「ディア・デ・ペロス」
これには二つの意味があって、一つは「天気が悪い」ことを意味する表現。
例えば、Hace un día de perros.「アセ・ウン・ディア・デ・ペロス」(天気が悪いなあ)というように使うの。
そしてもう一つは「今日は何をやってもうまく行かない」という意味の表現。
例えば、Hoy llevo un día de perros. 「オイ・ジェボ・ウン・ディア・デ・ペロス」(今日は何をやってもうまく行かないなあ)というように使われるの。
Morir como un perro. 「モリール・コモ・ウン・ペロ」
そこから転じて、「誰の助けもなく一人寂しく死ぬ、尊厳なく死ぬ」という意味の表現。
少し寂しい表現だけど、日本語でも犬死するという言い方があるわよね。
例えば、murió como un perro en la guerra.「ムリオ・コモ・ウン・ペロ・エン・ラ・ゲラ」(戦争で野たれ死んだ)というような言い方で使われるわ。
Tratar como a un perro.「トラタール・コモ・ア・ウン・ペロ」
そこから転じて、「誰かに対してひどい扱いをする」という意味の表現。
決してスペイン人が犬をひどい扱いをしているというわけではないのよ。
誰かに対してひどい扱いをすることを犬のように扱うと言うの。
Me trata como a un perro en el trabajo.「メ・トラタ・コモ・ア・ウン・ペロ・エン・エル・トラバホ」(職場でひどい扱いをされる)のように使われるの。
Perro ladrador, poco mordedor.「ペロ・ラドラドール、ポコ・モルデドール」
直訳すると、「吠える犬は噛みつかず」という意味で日本語での意味も全く同じ表現。
口ではいろいろと言うが、いざ行動となると何もしない・できない人を少し皮肉った表現ね。
むやみに強がったり威張ったりする人ほど実力がないことを意味するときに使われるの。
おまけ
余談だけど、スペイン語でホットドッグのことはPerrito caliente「ペリト・カリエンテ」(熱い子犬)と文字通り英語からのそのままの訳ね。
スペイン語のスピーキング練習
そんなときおすすめなのがDMM英会話のスペイン語レッスン。
DMM英会話っていうけど、英語だけじゃなく128カ国6,500人以上の講師が在籍。
スペイン語圏出身の講師を選べばスペイン語の会話のレッスンが可能。
しかもいろいろな国のスペイン語に触れられるので、国ごとの異なるアクセントになれることもできるの。
メリット
① 24時間365日、いつでも好きなときにレッスンを受けられる。
② レッスンを受けたい時間の15分前まで予約可能、30分前ならキャンセル可能。
③ 毎日レッスンができるので、学習時間が圧倒的に多くなる。
④ レッスン料がダントツに安い。(25分あたり210円とコーヒー1杯以下の値段!)
⑤ 無料で25分の体験レッスンを2回(合計50分)試すことができる。
⑥ 必要なら、当然英会話の練習もできる。
デメリット
① 英語のレッスンを目的に集められた講師なので、スペイン語を話せても、専門的な部分に対応できない可能性もある。
② スペイン語教材を取り扱っていないので、会話練習がレッスンのメインになることもある。
こんな人におすすめ
スペイン語の文法や読み書きの練習など、自分自身で独学でもできる部分は本やブログ、YouTubeなどで勉強。
会話の部分は、DMM英会話を使ってスピーキング力を鍛えていく。
\今なら25分の体験レッスンが2回無料!/
…まとめ
スペイン語で、普段の生活の中でもよく耳にする犬を使った表現のいろいろ。
Como el perro y el gato.
Perro viejo.
A otro perro con ese hueso.
Día de perros.
Morir como un perro.
Tratar como a un perro.
Perro ladrador, poco mordedor.
以上、犬を使った7つの表現を紹介させていただきました。
全部見てみると、犬を使った表現はいい意味よりも悪い意味で使う表現のほうが多い気がするわね。
どれも一気に全部覚えようとすると大変なので、スペイン語では犬を使ったこういう表現もあるんだということを知ってもらえたら嬉しいです。
次回は、魚を使った表現を紹介しますね。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
